【膝関節】ロボットの支援を受けて行う人工関節手術とは?患者の負担軽減に期待

高齢化が進展するなかで要介助、要介護となる原因のトップは整形外科疾患(関節疾患+ 骨折)で、認知症を超えるといわれています。

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HTB(北海道テレビ)で放送している医療広報番組「医TV(毎週土曜11時40分~)」で3週にわたって加齢とともに増加する変形性関節症について解説していきます。12月9日放送の第2回は「変形性膝関節症」の病態とロボット支援手術について医療法人社団我汝会 えにわ病院 膝関節グループの田中大介先生にお話しを伺いました。

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<変形性膝関節症の病態と症状>

膝は、太ももの骨と脛の骨が接触する関節になりますが、「変形性膝関節症」は、膝の半月板や軟骨が擦り減ってしまうことで発生する症状です。「変形性膝関節症」の初期の症状としては、立ち上ったり歩き出したりといった、動作を開始する際に痛みが感じることがあり、症状がさらに進行すると、安静時でも痛みを感じたり、O脚やX脚といった足の形に異常をきたすことがあります。

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<変形性膝関節症の治療>

「変形性膝関節症」になった場合、治療を開始しても、膝の軟骨が元の状態に完全には戻りません。そこで最初に行う治療として、リハビリテーションや、消炎鎮痛剤の投与、関節への注射などで、膝の痛みをある程度抑える保存的治療が行われます。しかし、この保存的治療で、膝の痛みに改善が見られない場合、外科的治療が検討されることになります。

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<変形性膝関節症に対する外科的治療を検討するにあたって>

「変形性膝関節症」に対する外科的治療においては、症状と患者さんのご希望を考慮したうえで、可能な限り関節(骨)を温存することをめざします。そこで、修復可能な部分があるような中等症の場合は、内視鏡手術や骨切術を行い、症状がさらに進行した重症の場合、人工関節置換術を行うことを検討します。

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<膝関節に対する人工関節置換術>

膝関節に対する人工関節置換術(保険適用)は傷ついた大腿骨と脛骨を切除して、人工関節に置き換える手術です。ロボット支援による膝関節への人工関節置換術は、事前の治療計画に基づいて執刀医が、ロボティックス技術のサポートを受けることで治療計画に沿った骨の切除が期待できます。

<変形性膝関節症に対するロボット支援手術の特長>

「変形性膝関節症」に対するロボット支援による人工関節置換術は、ロボットが骨の切除を補助するため、切除する骨への確度や、切除する量について誤差が少なくなり、膝の周囲の筋肉や、骨以外の組織へのダメージが少なく、早期の回復が期待できます。


取材協力:
医療法人社団 我汝会 えにわ病院
恵庭市黄金中央2丁目1番地1
0123-33-2333(代表)
https://www.eniwa-hosp.com/

関連情報

膝や股関節が痛い!放っておくと大変なことに!?『変形性関節症』の原因と対策は?

https://sodane.hokkaido.jp/tv/202312090900003934.html

医TVホームページ

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