北海道・札幌にも本格的な雪のシーズンが到来しました。

子供たちが楽しみにしている冬休みや、学校でのスキー学習が近づく一方で、親御さんたちの頭を悩ませるのが「スキー用品の準備」ではないでしょうか

スキー用品は「シーズンレンタル」がお得！

今回、番組がリサーチしたのは、札幌市中央区にある「マンハッタンレンタル（Manhattan Rental）」。

ここでは、ワンシーズンを通してスキー用品を借りることができる「シーズンレンタル」というサービスが人気を集めています。

なぜ今、レンタルが選ばれるのか？

一番の理由は、やはりコストパフォーマンスです。 新品で子供用のスキー道具一式（板・靴・ストック）を買い揃えようとすると、およそ3万円前後かかると言われています。

一方、こちらのマンハッタンレンタルでは、スキー板・靴・ストックの3点セットが、なんとワンシーズン7,700円からレンタル可能。（※価格はサイズやグレードにより異なります）

春まで借りっぱなしでこの価格なら、購入するよりも圧倒的に費用を抑えることができます。

このお店を運営しているのは、もともと洋服の卸売や、オリジナルスキーウェアブランド「YUK（ユック）」の製造・販売を手掛けている会社。

「自社ブランドをもっと知ってもらいたい」という思いから、このレンタルサービスを開始したそうです。

「大きめサイズ」を買うのはNG？レンタルの意外なメリット

金銭面以外にも、レンタルには大きなメリットがあります。それは「常にジャストサイズを使える」ということです。

番組に登場した小学6年生のお子さんを持つ方は、当初購入を検討していましたが、レンタルの利用を決めました。 その理由は、子供の「成長の早さ」です。 小学6年生ともなると、1年で身長が5cm〜10cmも伸びることがあります。

サイズが合っていない道具を使うことは、上達の妨げになるだけでなく、転倒や怪我のリスクも高まります。毎年体に合った道具を用意してあげられるのは、レンタルならではの魅力と言えるでしょう。

今の時期の在庫状況は？

お店の方によると、小学1年生や未就学児向けの小さいサイズは大好評ですでに貸出が終了しているものも多いとのこと。 しかし、小学2年生以上（身長130cm以上）のサイズはまだ在庫が充実しているそうなので（※取材時）、高学年のお子さんがいるご家庭は今が狙い目かもしれません。

【要注意】フリマアプリでの購入に潜む危険

安く手に入れる方法として、最近増えているのが「フリマアプリ」や「ネットオークション」での中古品購入です。 手軽で安価ですが、スキーのプロは「ある重要な点」に注意が必要だと警鐘を鳴らします。

それは、「ビンディング（金具）の調整」です。

命を守る「S-B-B認定整備技術者」とは？

スキー板とブーツを固定する「ビンディング」という金具は、単に靴が入れば良いというものではありません。 使用する人の「身長」「体重」「技術レベル」「ブーツのソール長」に合わせて、解放値（転倒時に板が外れる強さ）を適正に調整する必要があります。

そこで重要になるのが、「S-B-B認定整備技術者」という資格です。 これは日本スキー産業振興協会が定めるもので、ビンディングの取り付け・調整を行うための専門的な知識と技術を持ったプロフェッショナルの証です。

もちろん、今回紹介した「マンハッタンレンタル」にも有資格者が在籍しており、一人ひとりに合わせてしっかり調整を行ってから貸し出しを行っています。もしフリマアプリなどで用具を購入した場合でも、そのままゲレンデに直行するのではなく、必ずこの資格を持つ専門店に持ち込み、有料で調整（リセッティング）を依頼することを強くおすすめします。

物価高の今、スキー用品をお得に揃える方法はいくつかありますが、それぞれのメリットとリスクを理解することが大切です。

北海道の冬のアクティビティを心から楽しむために、今年は「お得」に加えて「安全性」も重視した道具選びをしてみてはいかがしょうか。

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【取材協力店舗】 Manhattan Rental（マンハッタンレンタル） 住所：札幌市中央区北3条西12丁目 電話：011-281-3125 ※営業状況や在庫については直接店舗へお問い合わせください。