北海道にいた忠犬ポチ!ご主人のために吹雪の中、身を寄せて…涙で語り継がれる感動の話とは

「忠犬」といえば、多くの人が渋谷駅前のハチ公を思い浮かべるでしょう。

しかし、実はそのハチ公よりも7年も早く銅像が建てられた「忠犬」が北海道にいたことをご存知でしょうか?きょうはそんなワンコのお話をおつたえします!シリーズ「発見!北海道摩訶不思議」

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ハチ公を凌ぐ歴史!札幌に残る「犬の石像」の謎

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札幌市厚別区にある障害者支援施設「札幌報恩学園」。

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その敷地内には、ひっそりと、しかし凛とした姿の犬の石像が立っています。

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台座に刻まれた文字は「忠犬ポチ」。

驚くべきは、その建立時期です。

犬の名前 像の建立年 場所
忠犬ポチ 1927年(昭和2年) 札幌市・報恩学園
忠犬ハチ公 1934年(昭和9年) 東京・渋谷駅前

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なんと、あのハチ公よりも7年も早く、ポチはその忠義を称えられ形に残されていたのです。

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なぜ、ポチはこれほどまでに人々から愛され、敬われるようになったのでしょうか。


猛吹雪の中で…飼い主を命がけで守ろうとした「郵便犬」

ポチの物語は、羊蹄山の麓にある真狩村(細川たかしさんの出身地としても有名です)から始まります。

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当時、真狩郵便局の局長を務めていた村上政太郎さんは、ある日、震えていた一匹の捨て犬を拾います。

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それがポチでした。

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以来、ポチは村上局長と片時も離れず、5km先まで電報を届ける際も、3時間以上の山道も、常に一緒に歩む「郵便犬」として親しまれるようになりました。

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しかし、ある冬の日、悲劇が起こります。

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郵便配達の帰り道、猛烈な吹雪が二人を襲いました。郵便局まであとわずか2キロという地点で、村上局長は力尽き、雪の中に倒れてしまいます。

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翌日、捜索隊が発見したのは、職務を全うし亡くなった村上局長の姿でした。

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そしてその傍らには……

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自分の体温で少しでも主人を温めようと、一晩中寄り添い続けていたポチの姿があったのです。

このポチの献身的な行動は多くの人々の心を打ち、いつしか「忠犬」と呼ばれるようになりました。

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現在も真狩村の子どもたちは、社会科の副読本を通じてこの物語を学び、ポチは村のヒーローとして語り継がれています。


晩年は子どもたちのアイドルに。そして「里帰り」へ

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最愛の主を亡くしたポチを引き取ったのが、現在の札幌報恩学園でした。当時の園長・小池九一氏は、「過ちを犯した少年や子どもたちに、ポチを通じて優しい心を育んでほしい」と願ったのです。

ポチは学園でも大人気で、子どもたちのアイドルとして余生を過ごしたポチは、死後、剥製(はくせい)となりました。

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一時は東京の「郵政博物館」に展示されていましたが、1987年、真狩村の高校生の熱心な「ポチは雪が大好きだから、真狩に帰してあげてほしい」という願いが届き、

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69年ぶりに故郷・真狩村へと里帰りを果たしました。


まとめ:時代を超えて語り継がれる「愛」の形

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現在、ポチの剥製は真狩村公民館に展示され、札幌の報恩学園には新しく作り直された石像が今も子どもたちを見守っています。

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ハチ公のような華やかな知名度はなくとも、北海道の厳しい寒さの中で育まれた「飼い主への無償の愛」は、100年近い時を経た今も、私たちの心に温かい灯をともしてくれます。

もし真狩村や札幌を訪れる機会があれば、ぜひ「忠犬ポチ」に会いに行ってみてください。そこには、言葉を超えた絆の物語が静かに息づいています。

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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