〝耳の健康〟を考えよう!聞こえの悩みは医師や専門家に相談を! | HTB「イチモニ!」健康けっこう!調べ隊

「最近、聞き返しが増えたかも?」「耳鳴りが気になる…」そんな不安を抱える方は必見!一生モノの聴力を守るためのポイントをまとめました。


音が聞こえる仕組み

私たちはどうやって「音」を認識しているのでしょうか?天使病院耳鼻咽喉科の及川敬太先生の解説によると、音は以下のステップで脳に伝わります。

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  1. 耳介(じかい): 耳の外側の部分。音を効率よく拾い集めるパラボラアンテナのような役割をします。

  2. 鼓膜(こまく): 音の振動をキャッチして震えます。

  3. 耳小骨(じしょうこつ): 鼓膜の振動を増幅させる、人体で最小の骨です。

  4. 内耳(ないじ): 振動を「電気信号」に変換します。

  5. 脳: 蝸牛(かぎゅう)神経を通じて届いた信号を、脳が「音」として理解します。

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この複雑な連携のどこか一つでも滞ると、聞こえに影響が出てしまうのです。


耳掃除は基本的に「不要」だった!?

多くの人が習慣にしている耳掃除。しかし、及川先生は驚きの事実を教えてくれました。

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これにはリポーターの佐藤朋美さんも驚愕。なぜ不要なのでしょうか?それは、耳には自浄作用があることなどが理由です。

耳あかは放っておいても自然に外へ押し出されるのです。そして、耳あかは、薄い外耳道の皮膚や鼓膜を保護し、耳の中の湿度を保つ役割を担っています。無理に掃除をすると、逆に耳あかを奥へ押し込んでしまったり、外耳道を傷つけたりするリスクがあるため、「耳の入り口付近を軽く拭う程度」で十分なのです。


「耳鳴り」の正体は脳の空回り?

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続いて、気になる「耳鳴り」についてお話を聞きました。

「キーン」という耳鳴り。実はこれ、「難聴」が隠れているサインであることが多いのだそうです。

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ある特定の周波数が聞こえにくくなると、脳が「聞こえない分を補おう」として過剰に反応し、実際には鳴っていない音を作り出してしまう――これが有力な説です。つまり、耳鳴りは「脳からのSOS」かもしれません。

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加齢による聴力低下は30代から始まっている!

「難聴は高齢者のもの」と思っていませんか?実は加齢による聴力低下は30代から始まっています。特に高齢者の場合、難聴を放置すると認知症を悪化させる大きな要因になることがわかっています。

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さらに、耳の健康は全身の健康と密接に関わっています。先生の解説によると、以下の習慣や症状がある方は要注意です。

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喫煙習慣: ニコチンが血管を収縮させ、内耳の血流を悪化させます。

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メタボリックシンドローム: 糖尿病などは動脈硬化を引き起こし、耳の機能を低下させます。


進化する補聴器:もはや「スマートデバイス」

聞こえをサポートする「補聴器」も劇的な進化を遂げています。

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富士メガネ イオン札幌平岡店の上田店長によると、最近の補聴器は「単に音を大きくするだけの機械」ではないということです。

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補聴器のタイプと特徴

タイプ 特徴
耳かけ型 装着が簡単で、最新のデジタル技術(雑音抑制など)が充実。
耳あな型
耳あな式 目立ちにくく、オーダーメイドで作成するため
安定した装着感がある。
ボックス型 手元で操作しやすく、初めての方でも扱いやすい。

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リポーターの佐藤さんもそのサイズにびっくり!

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そして、実際につけてみると…

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「イヤフォンをつけている感覚で、音がすごくクリア!映画館のような臨場感がある」と、その自然な聞こえに驚いていました。


まとめ:耳の健康は「一生の豊かさ」を守ること

「最近聞こえにくいかも?」と感じたら、恥ずかしがらずにまずは専門医や補聴器店に相談してみること。それが、いつまでも家族や友人と楽しく会話を続け、豊かな人生を送るための第一歩です。

そして、日常的に耳をいたわることも大切です。及川先生は大音量でイヤフォンやヘッドフォンで音楽を聴くことに警鐘を鳴らします。

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皆さんも今日から、自分の耳をもう少し労わってみませんか?

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この記事を書いたのは

イチモニ!健康けっこう!調べ隊

天使大学とイオン北海道、HTBは、北海道民の健康に寄り添い、道民の課題を解決するための共同プロジェクトとして「どうみん健康化計画」を立ち上げました。その活動の第一歩として、健康にかかわる情報を道民のみなさんにお届けするイチモニ!の特集「健康けっこう!調べ隊」のコーナーを月に1回お送りしています。

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