築80年の馬小屋と、名優が愛した伝説の珈琲 ~札幌で見つけた、ゆったり落ち着けるカフェ~

札幌の喧騒を少し離れ、時間がゆっくりと流れるような心地よい空間を訪ねてきました。
今回ご紹介するのは、歴史を感じさせる佇まいの中で、こだわりの味を楽しめる2つの「ゆっくりカフェ」です。

築80年の馬小屋が息を吹き返す。アンティークに囲まれる「もりのふくろう」

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札幌市北区篠路、静かな街並みの中に「もりのふくろう」は店を構えています。
この建物の正体は、なんと80年前の馬小屋を改装したもの。
一歩足を踏み入れると、そこには懐かしい古道具やアート作品、趣のある額縁が所狭しと並び、まるでタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。
こちらは「喫茶と古道具のお店」として親しまれており、オーナーのこだわりが凝縮された空間です。


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店内は1階が古道具をメインに鑑賞したり触れたりできるスペース、2階がゆったりとした時間を過ごせるカフェスペースになっています。
ここでいただけるのは、お店の雰囲気にぴったりな「昭和レトロ」を感じさせるメニューです。

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中でも人気なのが、少し太めの麺がモチモチとした食感を生む「ナポリタン」。
ケチャップベースのソースには、隠し味として「サルサソース」が加えられており、甘みの中に爽やかな酸味が光る、ここでしか味わえない輪郭のはっきりした味わいに仕上がっています。

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デザートには、昔ながらの固めな食感が嬉しい「プリン」がおすすめ。
卵の風味を活かすため甘さは控えめですが、別添えのカラメルソースをかけることで、濃厚なコクと甘みがプラスされます。
一口ごとに表情が変わる、二度美味しい贅沢な一品を、アンティークな空気の中で楽しんでみてはいかがでしょうか。

俳優・高倉健も愛した伝説の味。アートが彩る「蔵人」

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1974年にススキノで喫茶店として産声を上げたこの店は、20年以上、自家焙煎コーヒーの挽き売り専門店として親しまれてきました。
そして2025年10月、創業者の娘である佐藤さんが、念願のカフェとしてリニューアルオープンさせたお店です。


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店内はまるでアートギャラリーのような洗練された空間。
壁を飾る絵画は店主の佐藤さんが描いた作品であり、旦那様の彫刻作品も並びます。
またカウンター、椅子、テーブルなどの家具も佐藤さんの旦那様がデザインし、家族で一から手作りしたものというから驚きです。
大きな窓から差し込む光と、温かみのある作品たちが、訪れる人の心に安らぎを与えてくれます。


この店で外せないのが、深煎りの「スペシャルブレンド」です。
実はこのコーヒー、ススキノ時代に俳優の高倉健さんが撮影の合間に頻繁に訪れ、「現場に持っていくコーヒー」として一緒に考案されたというエピソードを持つ特別な一杯。
しっかりとした苦味の中にも、ナッツのような柔らかな甘みが感じられる、名優が愛した「深み」のある味わいを当時の焙煎機で今も守り続けています。

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このコーヒーと抜群の相性を見せるのが、手作りの「キャロットケーキ」です。
一口食べれば、スパイスの香りとナッツのザクザクとした食感が口いっぱいに広がります。
きび砂糖による優しい甘みが、コーヒーの苦味をより一層引き立ててくれます。

慌ただしい日常の中で、ふと立ち止まりたくなったとき。

歴史やアート、そして何より店主の想いが詰まった一杯のコーヒーや一皿の料理が、心に穏やかな安らぎを届けてくれるはずです。

今回の取材を通じて、札幌にはまだまだ奥深い魅力を持つカフェがたくさんあることを再確認しました。
あなたは最近、自分のご機嫌を取る「ゆっくりとした時間」を過ごせていますか?

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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