マナーが凄すぎる商業高校に潜入してみたら、設備も部活も想定外すぎた!【学校に行こう!】
2026.05.29
HTB(北海道テレビ)の人気企画「学校に行こう!」。今回、リポーターの「まりも」こと高橋まりもが訪れたのは、札幌市厚別区にある北海道札幌東商業高等学校です。通称「東商(とうしょう)」と呼ばれるこの学校は、札幌市内に2つしかない商業高校のうちの1つ。実は、共学でありながら全校生徒の85%が女子生徒という、全国的にも珍しい特徴を持っています。ビジネスの即戦力を育てる東商の、驚きの校風と最先端の授業風景に迫りました。
廊下ですれ違う生徒全員が「こんにちは!」、徹底されたマナー教育
校門をくぐり、商業科長の丹野美代子先生に案内されて校舎に一歩足を踏み入れると、さっそく東商ならではの洗練された雰囲気に圧倒されます。休み時間の廊下を進むまりもの前に、次々と生徒たちが通りかかるのですが、驚くべきことに、すれ違う生徒の誰もが「こんにちは!」と、笑顔で元気よく挨拶をしてくれるのです。
これにはリポーターのまりもも感銘を受けた様子で、思わず感嘆の声を漏らしていました。丹野先生によると、東商では生徒たちが社会に出てから決して困らないように、普段の学校生活からマナー教育を徹底しているのだそうです。「いろいろな人に会ったら、自分から進んで挨拶をする」という意識が、生徒一人ひとりの間にしっかりと根付いていることが、この活気ある廊下の風景から伝わってきます。

まるで本物のオフィス、名物教室「総合実践室」で大人のビジネスマナーを学ぶ
続いて案内されたのは、商業高校には欠かせない定番の教室である「総合実践室」です。しかし、教室のドアを開ける直前、丹野先生から「まりもさん、ちょっと待ってください」とストップがかかりました。
実は、この教室に入る前からすでに授業(実践)は始まっているのです。教室の入り口の横には、2枚の大きな姿見が設置されています。東商の「総合実践室」は本物の会社(オフィス)をイメージして作られており、生徒たちはここを教室ではなく「職場」として扱います。そのため、入室する前には必ず鏡の前で髪型や服装といった身だしなみを完璧に整え、気持ちを切り替えてから入室するのが鉄則となっています。まりももさっそく鏡の前で襟元や髪をチェックし、社会人の第一歩を体験しました。

一歩中に足を踏み入れると、そこは学校とは思えないほど広々とした空間が広がっていました。ずらりと並んだパソコンの横にはそれぞれビジネスフォンが設置されており、さらに奥には応接用の高級なソファセットや、お茶出しの練習に使う数々の茶器まで用意されています。
ここでは、パソコンを使った情報処理のスキルだけでなく、実際のオフィスワークを想定した電話応対や、来客時のお茶出しといった実践的なビジネスマナーを総合的に学びます。取材中、突如として室内に実習用の電話の呼び出し音が鳴り響き、まりもが慌てて受話器を取る一幕もありました。思わず「はい、もしもし〜」と普段通りに出てしまったまりもに対し、すかさず丹野先生から優しい指導が入ります。ビジネスの現場では「もしもし」は厳禁であり、まずは元気に「はい、〇〇(社名や部署名)です」と名乗ること、そして3コール以内に受話器を取ることが基本であると教わり、まりもはビジネスシーンにおける電話応対の奥深さを学んでいました。

なお、東商の充実した設備はこれだけにとどまりません。エアコンが完備され、それぞれ40台のパソコンが設置されたハイテクな「コンピュータ室」が校内に6部屋もあるほか、320名以上を収容できる階段教室「商業ホール」まで備え合わされており、公立高校としては道内最大級の圧倒的な学習環境を誇っています。
全国大会の常連!北海道の高校で唯一の「ボウリング部」へ弟子入り
校舎を出て、次に向かったのは学校のすぐ近くにあるボウリング場「厚別パークボウル」です。実は東商には、北海道内の高校で唯一となる、非常に珍しい「ボウリング部」が存在します。約15年前にボウリング好きの先生がこの抜群の立地を生かして同好会を発足させたのが始まりで、2013年には正式な部に昇格。現在では全国大会で上位に入賞するほどの強豪校として、全国にその名を知られています。
今回は、2024年の全国大会・女子の部で4位という輝かしい実績を持つ、3年生の畑中凜華さんに、まりもがストライクを取るための秘訣を伝授してもらうことになりました。

まずはまりもの実力をチェックするために1球投げてもらいますが、結果は3本とやや寂しい滑り出しに。畑中さんはまりものフォームを見て、「球を後ろに引きすぎてしまい、体が背負うような形になっている」と的確に分析してくれました。ストライクを取るための最大のポイントは、ボールを投げるときに「しっかりと脇を締めること」だそうです。脇を締める意識を持つだけで、腕がまっすぐ綺麗に振れるようになり、ボールの軌道が格段に安定します。
この貴重なアドバイスを胸に、まりもが運命の2球目に挑みます。教えてもらった通りに脇を締め、狙いを定めて放たれた赤いボールは、美しい放物線を描きながらピンに向かってまっすぐ転がっていきました。

──ガラガラガシャーン!
心地よい音を立てて、10本のピンが見事にすべて倒れました。なんと、教わってすぐに劇的なミラクルストライクを達成したのです。これにはまりも自身も大興奮で、両手を高く突き上げて飛び跳ねながら喜びを爆発させていました。隣で見守っていた部員たちや顧問の先生からも、温かい拍手と歓声が送られ、ボウリング場全体が笑顔に包まれた瞬間となりました。

社会へ出たときに大きなアドバンテージとなる確かなビジネスマナーとスキル、そして個性を伸ばせるユニークで熱い部活動。北海道札幌東商業高校には、生徒たちが自立した社会人として輝くための、素晴らしい環境と笑顔が溢れていました。東商ボウリング部の皆さん、そして温かく迎えてくださった先生方、本当にありがとうございました!
