ポッドキャストを始めた理由。マイクの前で語る言葉と人に寄り添う想い
2026.09.10
画面の向こうへ言葉を届けるアナウンサーとして仕事を始めて6年目が経ちました。朝の情報番組からバラエティまで様々なロケで北海道中を巡り、多くの人々に出会う日々を送っています。
画面の向こう側にある本音に耳を傾けたい
テレビのロケ現場では、限られた放送時間に合わせて効率よく撮影を進める必要があります。しかし現場で出会う方々は誰もが温かく、放送に入り切らない面白いお話や人生の深みがたくさん眠っていました。
もっとじっくり腰を据えてその人の生き方や仕事の裏側をうかがう場所を作りたいと考えたのがポッドキャスト開始のきっかけです。「ねぇ…その道の人生、のぞいていい?」という番組名には、少しだけ距離を縮めて心を開いてもらいたい思いを込めました。
スタジオで30分ほど向き合ってお話を伺うと、ゲストが歩んできた道のりや仕事への情熱が言葉となってあふれ出てきます。価値観が多様化する現代において、その生き様はきっと誰かの明日を照らすヒントになると確信しています。
12年前に出会った「ホテルのコンシェルジュのように」という言葉
私がアナウンサーという職業を本気で目指すようになったのは、今から12年前の高校1年生の夏休みに遡ります。憧れの職業人に取材するという課題が出た際、ダメ元で地元テレビ局のアナウンサーへ取材を申し込みました。
運よく生放送の見学とインタビューの機会をいただき、その時に掛けられた言葉が今も胸に強く残っています。
「アナウンサーはホテルのコンシェルジュのように、観てくれた方が快適に過ごせる言葉を選ぶ仕事なんだよ」
とおっしゃっていたのです。
ネットニュースで手軽に情報が得られる時代に、わざわざ時間を使ってテレビをつけてくれた視聴者への敬意に溢れた姿勢に深く感銘を受けました。その時に感じた格好良さと優しさこそが、私が現在も目指し続けているアナウンサー像の原点となっています。
AI時代だからこそ、人と言葉の温もりを届け続ける
技術が進歩してAIが身近になった現代では、伝え手としてのあり方や存在意義について深く考えさせられる機会が増えました。悩んだ末に行き着いた私の答えは、人と人との繋がりを何よりも大切にしながら言葉を紡いでいくことです。
番組の編集作業も自分で行っていますが、収録中には気づけなかったゲストの深い言葉や想いにハッとさせられる瞬間が何度もあります。その熱量をポッドキャスト音声だけでなく、Web記事「SODANE」の文章としても残して一人でも多くの方へ届けていきます。
次回は「ダンゴムシ先生」こと佐藤ちひろ先生をお迎えし、子どもたちと科学を楽しむ情熱や研究の裏側に迫る予定です。北海道で生きる魅力的な方々の言葉が、あなたの明日を少しだけ明るく照らすきっかけになれば嬉しく思います。
ポッドキャストは…
Spotify, Apple Podcasts, Amazon musicでも公開中。
https://open.spotify.com/show/32OXEMkVGZ7RfwftnCOsee?si=2158bc18d43f4fe9
