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『猛烈に生きたいんだ』 転移・・・絶望の淵 たどりながら 両側乳がんになりました 80

検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。

 4月になりました。新年度ですね・・・。みなさまの中ではどんな変化があったでしょうか。今回は3月14日のイベントの感想をいただいたので、お伝えします。

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 以前のコラムに取り上げた方からのリアクションでした。(以前のコラムは→)

人事に裏リスト・・何がジェンダー平等? 会社に言えない!76 

『阿久津さんのコラムにも取り上げて下さったこと(希望退職を募っていた理、人事リストがあったり、というお話でした)また、3月14日のイベントも拝見しました。
 私は2月19日に全摘手術を受け、エキスパンダーを入れたのですが、、、センチネルで微少転移が見つかり、病理結果待ちなのですが抗がん剤治療の流れになりそうです。
 この10年は欠かさず毎年検診を受けていてリンパ転移があるとは、この1か月、、本当に辛かった。
 ただ、今わかったことは後から転移がわかるより治療のスタートが早く切れると思い乗り切りたいと自分に言い聞かせています。抗がん剤となると会社に言わないわけにはいきませんので、この先また希望退職があれば今度は私がリストに載るんでしょうね。
 再建も治療後になりますし、手術前はステージ1の早期だと言われていて、想像していた人生とはかなり変わってしまったのですが、これも私の人生、今できることに専念したいと思っています。
 1日1日の積み重ねが1か月、半年、1年とどうやって生きるのか、また、やりたいことは先延ばしせずやり切りたいと思っています。
 私はもともと関西で働いていて10年前に関東に転勤してきました。この10年で結婚もし、父が亡くなり、いろいろありました。10年がたち。今は人生の絶望の淵をさまよっています。
 乳がんと診断された時は胸がなくなることへの抵抗が強かったのですが、それは取るに足らないこと、生きていればどんなにつらいこともなんとかなるもんだと強く思います。
 そう思うと私は「猛烈に生きたいんだ」なって。こんなところで死ねないって思っています。
 これからも発信し続けていただきたいです。乳がんでつらい思いをする人たちが1人でも減るように。』

 ありがとうございました。病理検査までのつらさ、今も感じておられるかと思うと私も胸が痛みます。

 会社に言えず、会社からどう思われるのかを悩んでおられたのが、最初のメールでした。私も会社に言うときが一番緊張していました。もう駄目だって思われるんだろうなとか、異動を打診されるんだろうな、とか。もう責任ある仕事などは任されることはないのだろうな、とか。昇進などもマイナスに働くんだろうな、とか。こう置いてみると、ネガティブワードばっかり。。。

 そう思われたくなくて必死に仕事をしていたかもしれません。

 センチネルリンパ節生検(手術時のリンパ節に転移しているかしていないかを調べる検査)で転移がなくても、病理検査で転移がわかることもあります。私も同じです。そこから先は、その方の細胞の性質により、治療法が異なると思いますので先生とじっくりご相談、仕組みや疑問点などとにかくお尋ねになることをおすすめします。

 『猛烈に生きたいんだ』と気づいた、というところが胸を打ちました。私の原点は『悔しさ』です。予防もできなかったし、早くも見つけられなかった。27歳からずっと乳腺外科に通っていたのに、です。先日も乳腺外科医とお話をしていたのですが、『乳がんは個別化医療。ひとつではない。小さく見つけても進行する方もいれば、大きく見つかっても進行しない方もいます。これはどんどん解明が進めばわかるように、さらにそれに合わせた治療法が見つかってきます。なので、見つかった時がタイミングで、きちんと選んできちんと治療を、一日でも長く生きれば先が見える』と励まされました。

 生きましょう!

両側乳がんの方からも。

 2つ目のメールです。
『私も両側乳がんとの告知を受け、両側全摘手術を控えています。そして遺伝子検査もグレー判定(私の場合はBRCA2に変異あり)で、色々と阿久津さんと似ているなっと勝手に親近感がわいているところです。
グレー判定をどう捉えていいのか…
とりあえず陰性扱いになるという事だから陰性だと思おう、でも気をつけて検診は行こう、周りにも検診を勧める事は変わらないなっと思っているところです。
それにしても確率が低い方ばかりに当たるなぁっと、何とも言えない感情にはなりますが、、、
これからの発信も応援させていただきます。』

ありがとうございます。両側乳がん、グレー判定。私も親近感、です。

 すっきり解明される日が来ることを待ちたい、ですよね。グレーはなかったことにしつつ、そうだったときのためにちゃんと備えることが必要だ、と教わりました。とにかく研究者のみなさんががんばってくださっているので応援、です。

イベントのお知らせ

 先日のコラムでご紹介した、神戸大学の『涙で乳がんがわかる!?』研究中の件。(前のコラムはこちら↓)

『涙』で『乳がん』がわかる!? 乳がんでつらい思いをする方を減らしたい 進む新検査

 クラウドファンディング中の神戸大学の竹内先生と乳腺外科医の谷野先生とご一緒してお話することになりました。

 4月9日(金)夜9時~

https://www.youtube.com/channel/UCJcs08gSIOIIZwDRnqn2OxQ

 患者の目線から今後の医療がどうなってほしいのか、をお話できたらいいなと思っています。YouTubeで無料配信とのこと。

 お時間ある方は是非。

オンライン配信:告知画像:参考.jpeg

HTBのキャラクター・onちゃんとokちゃんをあしらった『ピンクリボンタオル』を販売中。

手術後、胸に傷ができることから、温泉に入ることもあきらめる乳がん患者さんが多くいます。そこで自然に胸を覆うことができる、ロングサイズにしました。水も絞りやすく、でも透けない、とこだわった日本製です。デザインは乳がん啓発のイメージでもある、ピンクリボンのPの中にokちゃん、ハートの中にいるonちゃんがリボンでつながっています。人と人が支えあう世の中であってほしい、との思いを込めました。
なお、このタオルの収益は乳がん患者団体の活動に寄付させていただきます。

ピンクリボンタオル 660円(税・送料込)
※複数の購入の場合はまとめてお送りします。

※お支払い時は「HTB onライン劇場」内特設ページに遷移します

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この記事を書いたのは

阿久津友紀

7月8日(木)午後7時からは
YouTubeLIVE ”がん患者さんとココロ”ということでこのコロナ禍でご本人もご家族も気持ちがはれない日々と思います。どう上手にマネージメントするか、北海道の斗南病院の精神科長で登録精神腫瘍医の上村先生に伺います。
HTB北海道ニュース公式YouTube または
https://youtu.be/D-j4RrGSgkw

是非御覧ください。


テレメンタリー2020
『おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~』年間最優秀賞 

ギャラクシー賞・選奨(報道活動部門)

ピンクリボントーク 患者と家族と社会 ~生きてくのに必要なコト~
アーカイブ配信:無料
https://youtu.be/PS4eJMy4GcY


これまでの動画は・・・
【乳がん】おっぱい2つとってみた

”まま・ここっと”さんの連載、”伝えたい、乳がんのはなし。”
https://chuco.co.jp/modules/mama/index.php?content_id=8

WEB掲載もされました。

伝えたい、乳がんのはなし。
えりさんのはなし。
ひろえさんのおはなし。
Yさんのおはなし。
こちらも是非お読みくださいませ。

HTBノンフィクション おっぱい2つとってみた
【2020年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ報道番組優秀賞受賞】
【2020年ギャラクシー賞 奨励賞】
HTBonデマンドで無料配信中!
https://hod.htb.co.jp/pg/pg_op
テレメンタリー2020スペシャル ”新しい日常と生きていく”で全国放送
abemaTVで御覧になれます

youtubeLIVEでピンクリボントーク① 見逃し配信中!
https://sciencefestival.jp/event/breast-cancer/