祝「サウナの日」! サウナー専用サイダーが十勝で完成
きょう3月7日は「サウナの日」。サウナーにとっては自分や家族の誕生日の次に大切な、サウナを愛でる特別な日です。「サウナ協和国」(「サ国」)を目指す北海道の十勝では、サウナの日を前に、サウナのあとに飲めばさらにととのうという「サウナー専用サイダー」が完成しました。その味わいは…シュワシュワ感とほのかなレモンの香りはまるでノンアルのシャンパーニュのような爽快感!成分に白樺を使用し、名前、デザイン、価格など全部をサウナに寄せまくったド級の「サドリ(サウナドリンク)」。そのお披露目の場は…やはりサウナでした!
(取材・文責:SODANE編集部 サウナ野郎パンダ・リー)
「サウナde会見」
「サウナ専用サイダー」の発表会は3月4日『十勝ガーデンズホテル』のサウナで行われました。
後ろにロウリュ対応サウナ、横には茶褐色の天然モール温泉の浴槽と水風呂。会見を取材しているだけで、蒸気と湿度がじわじわ発汗を促してきます…。会見には十勝サウナ協議会の後藤陽介会長と十勝地サイダー研究会のガチサウナー「ザクおじ」こと石山拓副会長がポップなデザインのTシャツを着て登場。あれ?“37”(サウナ)って書いてます?(笑)
約10年前に『十勝地サイダー』構想を立ち上げブランド化に汗をかいてきた「十勝地サイダーの父」十勝地サイダー研究会・林秀康会長も臨席しました。
「TOKACHI SAUNA SODA 37」
完成したサウナー専用ドリンク(サドリ)。その名前は『TOKACHI SAUNA SODA 37(トカチ サウナ ソーダ サーティセブン)』です。十勝の魅力にこだわった地サイダーシリーズが人気の『十勝地サイダー』が『十勝サウナ協議会』と一緒に開発しました。
サウナーのラッキーナンバー「37」(サウナ)をそのまま商品名にしました。ふわふわっとした「37」のロゴ、攻めたデザインですね~。上の赤は「サウナ」。下の青は「水風呂」。モヤモヤとした湯気は十勝サウナ協議会加盟サウナすべてで体感できる「ロウリュ」を表現したそうです。
制作したのは地元帯広の“クリエイティブカンパニー” 『PROCOM HOKKAIDO』。『十勝地サイダー』シリーズのデザインを手掛けてきました。ちなみにプロコム北海道の関向樹志社長は、謎のロウリュシステム「ウェットン」を搭載した遠赤外線式ヒーターがあるサウナ『健康ハウス 木野温泉』がホームのサウナーですw。
コンセプトは「もう一度、ととのう、サイダー」。サウナ-水風呂-休憩でととのったあとに飲むと、そのととのいがさらに深まり、かつヘルスケアに配慮した商品づくりにこだわりました。
「サウナ室に欠かせないヴィヒタ(白樺の枝葉)のように愛されたい」。
(🄫Moi Vihita!)
成分にはミネラル豊富な十勝産の白樺樹液と香りが冴える白樺蒸留エキスを使用。斬新ですよね?さらに発汗で失われた塩分・ミネラルを補給するために十勝の塩を配合しました。
十勝サウナ協議会 後藤陽介会長の話
「地元のものを使った地サイダーをサウナ施設で提供して非常に好評でした。そんな中、サウナドクターが顧問の中、サウナで汗を流してミネラルを放出したあとに従来のサウナドリンクだと糖分を採りすぎてしまうという話から。糖分を意識しながら自然由来のものを使ったドリンクができないか。昨年から連携させていただいている地サイダー研究会に相談させていただき、開発に至りました」
(©AVANTO37 新得レイクインで開催中『AVANTO37』で湖の氷に穴を開けた水風呂でととのう後藤陽介会長)
「サウナドクター」が監修!
サウナー専用サイダー『37』の開発には、ヘルスケアとしてのサウナを推奨する「サウナドクター」加藤容祟(やすたか)医師が協力しています。
(©One Green)
日本サウナ学会代表理事の加藤ドクターはサウナ本としては異例の第7刷6万部のロングセラー『医者が教えるサウナの教科書~ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか~』(ダイヤモンド社)の著者です。
(🄫ダイヤモンド社 祝増刷で帯が「水風呂」に!)
十勝サウナ協議会の顧問として、医学的エビデンスに基づいた知見から味や成分を監修。さらにコンセプトワークやデザイン選定でも全面協力。著作の人気を支える最もアツい読者層は「25歳ぐらいの男性サウナー」であるとメンバーに力説。ライフワークの癌研究で多忙な中、『37』のメインターゲットのペルソナ設定など、多岐に渡り、惜しみなくアドバイスをしてきました。
(サ活のあとに実施した試飲会。難題は「ととのったあとはどれも旨い!」。左から石山“ザクおじ”拓 十勝地サイダー研究会副会長、加藤容祟サウナドクター、後藤陽介十勝サウナ協議会会長)
「従来のサドリは糖分をとりすぎてしまいがちなのではないか」。加藤ドクターの問題提起がきっかけで開発された『TOKACHI SAUNA SODA 37(トカチ サウナ ソーダ サーティセブン)』は甘さ控えめ。十勝産ビート糖を使用し、優しい甘みと十勝らしさを訴求しました。さらに、これまでのサウナ研究の知見から加藤サウナドクターが「柑橘系を合わせると、リラックス効果が高まる」とアドバイス。レモン果汁の風味を加えて、サウナ後のととのいが加速する味わいに仕上げました。
(幻の「ラベル」たち。5種類以上のデザインから、斬新さとサウナっぽさで選定した)
値段もサウナ!¥370円
サウナのあとに「もう一度、ととのう、サイダー」。シンサウナ飲料『TOKACHI SAUNA SODA 37(トカチ サウナ ソーダ サーティセブン)』の気になるお値段は…税込<¥370(サウナ)>!値段設定も「37(サウナ)」にこだわりましたねぇ(笑)
箱に入ったおみやげ3本パックは…税込<¥1137(いいサウナ)>。こちらも「37(サウナ)」です。
発売開始は「令和4年4月3日~7日」(よきよきサウナの日)の予定です。十勝サウナ協議会加盟のサウナ施設の店頭などにロウリュのようにジュワジュワ~っと登場します。その時は、十勝のロウリュサウナでサ活して。『37』でサウナに乾杯、どうでしょう!
十勝地サイダー研究会 石山拓副会長の話
ー売上の目標は?
「年間3700本は少ないので…3万7000本をめざしたいです。おみやげでも持ちやすいように3本パックもよい大きさで。値段も1137円(いいサウナ)ということでちょうどいいかなと(笑) (十勝の)サウナツーリズムの中にこういう特色のあるものが。ロウリュ式サウナもそうですが。サウナツーリズムに花が増えていけば、魅力あるサウナツーリズムが成り立つのではないかと考えています」
☆Twitter『もう一度、ととのう、サイダー。」TOKACHI SAUNA SODA 37
https://twitter.com/SaunaSoda37
☆「十勝『サ国』プロジェクト×十勝地サイダー×十勝のサウナ」HP
「十勝地サイダー」とは
「十勝地サイダー研究会」(会長:林秀康 ㈱大地 代表取締役会長)が企画・販売する十勝各地の名産品や魅力にこだわった地サイダー。製造は苫小牧の㈱丸善市町(植苗工場)。ラインナップは『37』が加わり全10種類(発売休止・絶版含めると12種類)。研究会メンバーは(一社)北海道中小企業家同友会とかち支部「十勝農商工連携部会」の企業家たち。2012年『十勝ワイナリーぶどう果汁サイダー』(今の池田ぶどうサイダー)を商品化。2015年には「広尾塩サイダー」「新得うめサイダ-」「本別黒まめサイダー」「さらべつすももサイダー」(更別町限定発売)を十勝の道の駅などで発売。
(©十勝地サイダー研究会)
約10年の歳月をかけて十勝の特産品としてブランド化に成功。2021年6月、石山拓副会長がガチサウナーだったことなどから十勝サウナ協議会の「十勝『サ国』プロジェクト」と連携。十勝地サイダーを協議会加盟のサウナで販売をスタートするとともに、今回誕生したオリジナルのサウナ専用サイダーの開発に着手したいと、サウナで発表していた。
☆「サウナで会見!サウナサイダー」ととのう道場[74]
https://sodane.hokkaido.jp/column/202106271155001083.html
☆『十勝地サイダー』HP https://tokachisoda.com/
☆(一社)北海道中小企業家同友会とかち支部HP https://tokachi-obihiro.doyu.jp/