HTB「イチオシ!!」が送る、視聴者のみなさんの身近な疑問を解決していくコーナー「特命係」。
今回特命係に投稿してくれたのはクワガタと電車が大好きな小学生、ひろたか君。
早速、我々にある写真を見てほしいといいます。
「塾行くときに円山公園を通るんですよ。その時にこうやって秋だったら落ち葉でライオンを作っていたり、冬だったらコアラを作っていたりするんですよ」
ひろたか君が見せてくれたのは、落ち葉や雪で作ったと思われる謎の動物たち。1年ほど前から時々、札幌の円山公園に現れるというのです。
ただし、これまで何回か通ったことあるのに1度も作ってる人を見たことがないということ。
北海道神宮近いことから、神様が作り出した超常現象なのでは!?と思ったこともあるとか。
ということで、特命係とひろたかくんは円山公園にある動物の雪像がよく現れるという場所へ。
すると…そこに新しく出現していたのは今年の干支・ウサギの雪像。
状態から推理するに、数日前に作られたと思われます。公園を管理する事務所にこの動物たちの作者の正体を訪ねてみました。
しかしながら、その答えは「なんか気づいたらできてるんすよ…」というもの。
ある日忽然と現れる、謎の作品。誰がどうして作ったのかはわからないという、まるでバンクシーを探すかのような困難な特命。
しかし、ひろたか君にはある勝算が。
「積雪が増えたから作りやすくなったし、今回の雪湿ってるから雪だるまも作りやすい」
雪が降った直後の今日こそ、円山公園のバンクシーが新たな作品製作に現れるのではないか?と、再び円山公園へ。
少し離れた木の陰に隠れ、制作者が現れるのを待ち伏せるも、まったく製作者らしき人は現れず…
その後も諦めず聞き込み調査を続けることに。
すると、なんとここで初めて有力な手掛かりが!
このあたりをよく散歩するという女性。
直接会ったことはないものの、知り合いの知り合いがこの作品を作っているといいます。
なんとかして製作者にコンタクトを取りたい!是非お会いしたい!
知り合いづてに熱意を伝えてもらいます。
2日後、特命係は再びひろたか君と円山公園へ。
なんとあの日の夜、番組スタッフのもとに製作者本人から連絡がありました。
期待に胸を膨らませつつ指定された場所に向かいます。
すると…ひろたか君の大好きなクワガタの雪像が見えてきました。
とそのとき。
ついにその正体が…!!
作品を手掛けたのは田中宏美さんという女性でした。
作った作品が注目を集めるにつれ、作者について色々な噂が広がってそれぞれの人が色々な想像をされるので、自分が製作者であることを表に出さないほ方がといのではと考えていたという田中さん。
今回ひろたか君が一生懸命作者を探しているということで、ご出演いただくことができました。
およそ3年前からなんと1人で主に動物の作品を作っているという田中さん。
これまでに作った数はおよそ100点。
普段はデザイナーの仕事をしており、時間を見つけては円山公園で動物の作品を作っています。
どうしても普段仕事が終わってからなど、落ち着いたタイミングで作るので夜に作ることが多いとのことで、決して隠れて作っていたわけではなく、ひろたか君をはじめ多くの人が目にすることはなかった、というわけなのです。
小学6年生の心をすっかり魅了した雪のアート。
みなさんも、この冬、ステキな作品たちを探しにいってみてはいかがですか。