がんと働く・・・結構大変なことばかり
代わりを探さないと 派遣社員が言われたひとこと にたくさんのリアクションをいただきました。
60代女性
「こちらの記事を拝読させていただき、私と会社との不愉快な場面を思い出しました。私も2016年乳ガンの手術を受けました。術後二ヶ月くらい仕事に戻るつもりでおりました。しかし、治療の影響など想像もしていなかった悪症状に見舞われ、やむをえず、会社復帰は延期してもらうことにしたのですが、しばらくして会社から、私の私物をつめたダンボールが連絡も手紙もメモの一文さえもなく送りつけられました。
仕事は好きでしたが元々、経営者の理不尽な考え方で何人ものスタッフが辞めていくような会社でしたから また彼女の(社長)気分なんだろぉ~な!と。
『女性が働きやすい女性のための会社』を立ち上げから、彼女の右腕となり勤めてきましたが、縁の切れ目に恵まれたのかもしれない!と退社を決断しました。
このあと弁護士を通して会社とのやり取りを続けましたが現在にいたるまで失業保険や退職金も受けとることが出来ていません。
病気を抱えて脳の使い方が違う相手と『やりあう』のも疲れてしまって、、還暦も迎え、過去の無駄なことは考えず、健康第一で新しい自分の人生を歩むことにしました。女性でありながら、、女性の心身の変化や疾病を理解できないしようとしない 経営者。まだまだこのような会社もあり『諦めてしまっている罹患弱者』は多いと思います。
諦めず仕事復帰が保証されている企業が増えることを心から願っています。いま、これから新しい仕事をみつけることも大変です。
ですが休職中、自分がどれだけ自分の身体を労ってこなかったか。家族との時間さえなく自分の時間を大切に出来なかったか反省の時間にもなりましたし、自身の人生を見つめ直すきっかけにもなりました。」
ありがとうございます。辞めてよかった、と私も同感ですが、ひどすぎませんか?
無事にきちんと様々なものが支払われますことをお祈りしています。
『意地以外何ものでもない』50代女性
「昨年、乳がんが見つかり11月に全摘出を受け、その後追加で腋窩リンパ郭清を行いました。常勤で働いており、それなりに休暇制度はありますが、誰にも病気のことを知られたくなく、職場にも報告せず、有休でそれぞれ5日間休みを取り、退院翌日から出勤しました。意地以外なにものでもないです。
おかげで腕も直ぐに以前と同様に動かせるようになりました。検診は毎年職場で受けていましたが、完全な見落としと言われたステージⅡb。過去をなげいてもしかたいと、治療と再発や転移に怯える日々。家族すら、見た目普通な私なので、完治したかと誤解してるんじゃないかくらい。先日、夏休みを使って自家組織による再建手術も決まり、今はそれが楽しみというか、目標になってます。」
ありがとうございます。目標があることは素晴らしいことですが、何もご報告もされず、いま働かれていることが心配でもあります。会社の中で相談されなくてもどこかで頼っておられますでしょうか?
『うつ病のこどももいて 日々励まされながら・・・』50代女性
「昨年1月に胸にしこりがある事に気づき、直ぐに病院で検査し乳がんと言われました。4月に手術が決まっていましたがリンパ腺にも転移していることが分かり、化学治療+手術+化学治療が必要となりました。
当時、うつ病で家にいた子供がいた為、誰に相談しようかと悩んでいました。もう1人の子供は遠方の大学に行っていたので、心配かけられないと思い、1人で病院へ行きました。年老いた両親に話す時が一番辛かったです。
会社の人には、話すか迷いましたが、私の様に後悔して欲しくないと思い、全てを話しました。良い人ばかりで、励ましていただき、みんなでウィッグ代を集めてくれたりと、生きる励みになりました。
働きながらの治療は辛い時もありましたが、日々励まされながら何とか乗り越えています。まだ治療は続いていますが、毎日笑顔で過ごしています。家族や友人、会社の人達に感謝しかありません。がんになってしまった方には大丈夫1人じゃないよと言いたいです。」
ありがとうございます。大変な中、周りの方の支えで乗り越えてこられている様子が浮かびます。この方のように周りの方の支えがやはり大事です。いうタイミング、誰に伝えるか、そのあとどうするのか?
病でありながらどう伝えるのかを当の本人が悩むのはつらすぎる。
あらかじめ、会社でどうしておくべきなのか、考えていく世の中であってほしいと思うのです。
そこで!
『がんと働く』を考えるイベントが生まれました
- 日時
- :2023年5月20日(土)
講演 13:30~15:30- 会場
- 札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSコート
- 講師
- HTB北海道テレビ 東京支社編成業務部長 阿久津友紀
株式会社北洋銀行 ローン統括部調査役 藤原紗矢郁
株式会社えにしテック デザイナー 関谷繭子 - 定員
- 対面:先着50名
オンライン:定員なし
※事前予約制
がんとともに、、、。
番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。
年間およそ90万人ががんと診断される現代。自分が、家族が、身近な人・職場の人ががんになった時どうすればいいのでしょうか。
あらかじめ備えていただきたい、と人事担当の方やご家族がり患している、また検診で要再検査になって心配だ、という方などあらゆる方に聞いていただきたいです。患者となって出会った女性たちと語り合います。
おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える を蔵書くださった札幌市図書・情報館さんとのご縁で実現しました。オンラインとリアルがあります。必要な方に届きますように。