過剰な薪ストーブ愛!「薪サウナ村」が十勝に爆誕
ちっちゃな頃から「薪ストーブ」で育った工務店の社長が…「薪サウナ村」をつくったっす!
熱源はぜんぶ薪ストーブだというサウナの数は…なんと全12棟!
個性が異なる6つの薪サウナが毎日フル稼働!
巨大なプールの水風呂は、最深1.9メートル!
サ国十勝に突如誕生した“毎日がサウナフェス”?
ド級の常設アウトドアサウナ『5737』の魅力をシェアしやす。パンダ・リーっす。
SAUNA NEWS 加藤サウナドクター 待望の新刊発売!
ととのう現象の謎を世界で初めて脳波で解明した『医者が教えるサウナの教科書~ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか~』。サウナ本としては異例のロングセラーを続ける加藤容祟サウナドクターの名著の続編が、今週7月26日に発売されやした。タイトルは『医者が教える 究極にととのう サウナ大全』。
早速コーチャンフォーで購入して一気読みしたっす。学術書の色が強い印象の前作とはまったく異なり、ヤギワタルさんのイラストとわかりやすい図解が一杯。すぐに使えるノウハウ満載っす。
パンダ・リーが一番関心したのは…「美が『ととのう』入り方」。サウナでデトックスができるなどニセ情報が多いサウナ✖美容について、女性サウナーのために20ページ以上も割いていらっしゃる!何が正しいのか、何が正しくないのかを医者としてエビデンスに基づいて丁寧に説明。「やせるためには『サウナ1時間前~サウナ中』に糖分NG」「サウナ後のスキンケアは時間帯で使い分ける」は…おじサウナーにもなまら響いたざんす(笑)
からの、衝撃だったのはエピローグの「どれが一番ととのう?自分で人体実験してみた!」。
ウェアラブルデバイス『ととのいセンサー』を独自に開発。「だんだん混んできたサウナ」「水風呂の代わりに水シャワー」「満腹時」「飲酒時」など10個のよくあるコンディション別に、加藤ドクター自らが実験台になってサウナに入り数値を記録。「心拍数」「ととのいバランス(自律神経が交感・副交感にどちらに振れているか)」「ととのいパワー(自律神経の活動量)」の3つの指標をグラフ化して“ととのい度”を例示してくれていやす。
ガンの遺伝子研究が専門の加藤ドクターが、“いつでも、どこでも、必ずととのう”。「健康インフラ」としてのサウナの入り方を科学的かつわかりやす~くまとめてくれやした。あ、加藤ドクターのロングインタビューも近日取材予定っす。乞うご期待!それまでは「サウナ大全」読んで、究極にととのって熱い夏を正しいサウナライフで乗り切りやしょう♪
薪サウナ村「5737コンナサウナ」
23年4月、帯広駅から車で約10分の森林そばに誕生した巨大な「薪サウナ村」。サウナ室が12もあり、そのストーブはすべて薪ストーブでMOKI・HUUM・HARVIAの3種類。温度・雰囲気が異なる6つのサウナを常時稼働。十勝随一の巨大な水風呂の水源は湧き水で最深部は190センチ。森林の風を感じながらととのう外気浴スペースはイベントができる広さ。手軽にアウトドアサウナを満喫できる「毎日がサウナフェス会場」のようなとんでもサウナっす。
水着着用で男女一緒、家族一緒に楽しめるのも魅力ざんす。営業時間は11時~23時(受付22時迄)。気になる料金は…なんと時間無制限で大人1名3,000円!地元十勝在住なら2,000円。1回1,600円になるお得な回数券も。
FURUTA社長インタビュー
「5737コンナサウナ」は6月1日から7月14日までの44日間怒涛の「熱波アウフグースFESTIVAL」を開催しやした。期間中、エレガント渡会師の熱波取材、下町熱波師HEY!ショウヘイ師の熱波取材、そして藤原くみちょ師の熱波取材&6つのサウナを体験…と3回訪問したっす。
そして今。よ~やく、この過剰なサウナ施設の底知れぬ魅力がわかってきたっす(笑)
温度&ストーブ等が異なる6つの「薪サウナ」(MOKI・HUUM・HARVIA)。からの、湧き水の「巨大プールの水風呂」。〆は森林を感じる「広々外気浴」。ひとことで言えば…「超手軽に毎日アウトドアサウナが楽しめる薪サウナ村」ざんす。
誕生から約3カ月。銭湯料金でロウリュが楽しめる“サ国”十勝の場所柄ゆえ大騒ぎにはにゃっていやせんが…これが札幌、東京だったら今頃入場制限必至!やり過ぎ感炸裂の「とんでも薪サウナ村」だなぁと、3回お邪魔してやっと理解できやした。あ!スタッフさんのサウナ愛が日に日に熱くなってきたのが、面白くなってきた一番大きな理由かも♪
(5737の看板アウフギーサー「キタレイ」姉 Instagram「コンナサウナ」から)
今回の「ととのえ道場」は。羽田からでも2時間強で来れちゃう「とんでも薪サウナ村」がなぜ生まれたのか?『5737コンナサウナ』のオーナーでサウナビルダーの㈱住計画FURUTAの古田義貴社長に話を聞いたっす。聞き手はパンダ・リーと、ご存じ湯の花グループ顧問兼熱波師・エレガント渡会師ざんす。
ちなみに屋号「5737コンナサウナ」の由来は…FURUTA社長の誕生日が昭和57年3月7日のサウナの日だったからだそうっすw
「薪サウナ家族」
パンダ「社長はサ活はだいたい家のサウナなんっすか」
社長「だいたい家のサウナですねぇ」
渡会「うらやましいですねぇ~」
社長「(代々工務店なので)気づいたら家にサウナはあった」
(古田社長の宅サウナ Twitter「コンナサウナ」から)
パンダ「貴族ですねぇ~(笑)幼少期から家にサウナが」
社長「そうですね。父親も。その父親も。3代続きでサウナ好きなんで。色んなところに連れて行かれ」
パンダ「自宅だけじゃなく。どんなサウナっすか」
社長「十勝川のあの辺。筒井温泉とか。今はなき。その辺とか行ってました」
パンダ「なぜコンテナサウナを?」
社長「『サウナがおうちにあったら楽しくないですか。人生が豊かになりませんか』っていうご提案です。たまにいらっしゃるんですよ。『家に置けるですか』と。『置けますよ。半分ぐらいの大きさでどうですか』と」
(サウナ王も感心!左・古田義孝社長 Twitter「コンナサウナ」から)
「サウナ」は60周年プレ事業
社長「やっぱりその。住宅の着工部数が年々減っていってるので。来年で会社が60周年なんですけれど。コロナで補助金も色々あったじゃないですか。これはいいチャンスだなと思って。何か新しいことをするのであれば自分のやりたい事をやりたいなというのと。サウナブームが押し寄せてきて。きっとブームで終わらないんだろうなという。ブームから。流行から文化にしたいなと。そんな思いですね」
パンダ「毎日サウナフェスができる大きさにビックリしたっす」
社長「そうですね(笑)。北海道、十勝でサウナ増えてるんですけど。やっぱりこう、市街地から車で1時間以上とか30分以上とかかけて雄大な自然をというのは当たり前じゃないですか。駅から10分15分の場所でいい土地があったので。やるなら規模的にはたぶん大きいほうじゃないかと」
パンダ「大きいどころじゃないっす(笑)」
社長「やるなら大きくやりたいなと!」
渡会「いやぁ、広さにビックリしました」
(Twitter「コンナサウナ」から)
多彩な温度で「すそ野を広げたい」
社長「色々変えたのは。サウナが好きになる、好きじゃないって。『熱いんでしょ』とか『水風呂入らなきゃダメなんでしょ』とかあるじゃないですか。温度帯も低いのから高いのまで用意して。『あそこのサウナだったら入れると思うよ』みたいなね。すそ野を拡げていかないと。今サウナに入っている人達がピークだよだと。それこそ先がなくなってしまうので、と思ってまして」
パンダ「特徴をざっくりお願いしやす」
「カタラウ」(HUUM・低温)
社長「『カタラウ』というのがあるんですけどそっちは温度が低いです。喋ってもいいよと。ホントに皆さんで集まって。知らない人同士でもお話をしてもらえればなと」
(「カタラウ」。Twitter「コンナサウナ」から)
渡会「まだ見てないんですけど。HUUMが入っているんですか?」
社長「HUUMが入ってます」
パンダ「60℃ぐらいっすか」
社長「60℃ぐらいです」
渡会「(薪の)燃やし方次第では上がっちゃうのかなぁと」
社長「あんまり燃やさないようにして。上がったら扉を開けるようにして温度調整をすると。木造の住宅を作っているので。その過程で出る廃材が一杯あるので。捨てるんであれば燃やしてしまおうという」
渡会「HUUMでそれをやられようとしているのは素晴らしいですねぇ。HUUMさんてそうなんですよね。エストニアのサウナの文化って60℃から70℃ぐらいで。蒸気で、スチームで楽しむみたいな。時々HUUMのサウナでガンガン熱くしてるところとかありますけど『あれは間違いです』とHUUMの人が言ってました(笑)」
(Twitter「コンナサウナ」から)
社長「ん~。おじさんになってくると。熱いのつらいっすよね(笑)」
渡会「(笑)それって結局。温度が低いと(お客さんが)回転しなくなるじゃないですか。回転させなきゃ結局サウナ待ちみたいなのができてしまうからという理由もあるんですよね」
社長「なるほどなるほど」
渡会「これだけ(サ室が)あればサウナ待ちにならないですよね。混んでたら他に行けばいいんですからね。素晴らしいですよね。凄いなぁ」
「アツマル」(MOKI・高温)
パンダ「熱波やったサ室は?」
社長「通常は風除室があってサウナ室に入るんですけど。あそこはそれなしにしてるんで。いきなり中に入る感じです」
(『アツマル』の薪ストーブはMADE IN JAPANの「MOKI」)
パンダ「なんて名前でしたっけ」
社長「あそこは『アツマル』です」
(Twitter「コンナサウナ」から)
パンダ「その心はやっぱり…」
社長「みんなで集まって。イケるということで」
パンダ「施設のサウナ全部で総勢何人入れるっすかね」
社長「何人ですかね~。わかんないっす(笑)」
渡会「常時サウナが満員ってこともないし…。満人数かける2ぐらいの。最大人数は入れられるわけですからね~」
パンダ「そうっすよね!熱波イベントはなんでやろうと」
社長「僕は全然あれです。オファーをいただいたので。うちとしてはこれで色んな方に来ていただいて」
渡会「本当にいいと思います。噂には。SNSとかで見て『あぁ、イキタイなぁ』とは思ってましたけど。実際、市内の人は当然来ると思うんですけど気軽に。市外からは中々足を運びにくいっていうのもあるので。きっかけになるイベントですよねぇ』
パンダ「そう!イベント、食事がきっかけになりやすよね」
渡会「行こうってなりますよね」
社長「僕としてはこれきっかけで。『あそこ良かったよ』と。皆さんが言っていただければ。僕としては成功かなと。これから夏休みシーズンになるので。来ていただければなと」
「薪」の魅力を伝えたい!
パンダ「緑に囲まれて。知らない仲でもサウナ好き同士で触れ合う。そういう施設はあんまりないっす」
社長「そうですね。あとやっぱり『薪の熱源』っていうのを色んな方に知ってほしいなぁって思って」
パンダ「自分も家で薪ストーブやってたことがあるんで。暖かさ、見て楽しい。わかるけど大変っす」
社長「本当にそうです。子供の頃から実家に薪ストーブがあって。だったので。学生の頃に一人暮らしするじゃないですか。だいたい灯油のストーブがついてて。具合が悪くなって頭が痛いと…」
パンダ「自宅は完全に薪暖房だったっすか?」
社長「完全に薪です」
パンダ「え~~~っ!!」
社長「薪しかないっす」
パンダ「それって手間暇かかるっす!」
嫌だった薪割りが…
社長「そうですねぇ。子供の頃凄くいやでした。小1ぐらいから『お前は薪割れ!』と父親に言われて。割れるわけないですよ(笑)」
渡会「割れるわけないですよね」
社長「割れるわけないですけど『やれ!』と。やらされたりとか。ここ(足)に傷があるんですけど。これ薪割りしてやりました」
渡会「え~~~っ」
社長「はたちぐらいのときに」
渡会「子供の頃じゃないんだ(笑)」
社長「あのぅ(笑)札幌の大学に行ってたんですけど。ゴールデンウイークに『帰ってこい!』と父親から電話がありまして。『重要なことがある』と。で丸太を倒したやつをトラックに積んで。チェーンソーで切って。で『割るんだ!』と。これだけ割らないと家に帰れないし。正月は(実家に)帰ってこれないよと。なんだそれみたいな(笑)」
パンダ「なんと!」
社長「三日ぐらいでやったんですよねぇ。トラック4、5台ぶんぐらいやって」
パンダ「トラック4、5台分の薪を割った!」
社長「全部終わって。最後、気を抜いた時にまさかりを足に落としまして」
渡会「はぁ…」
パンダ「まさかりってデカいやつっすか」
社長「そうっすね。(手を拡げて)こういうやつっすね」
サウナで暮らしを豊かにしたい
パンダ「そんな苦い思い出があるのに、やっぱり薪ストーブだと?」
社長「そうですね!はい。自分も親になって。子供に『どうする?』って言ったときに。薪ストーブをちゃんと経験というか。薪ストーブで育てたいと思ったし。サウナ室にもないといけないなと。そこ(サ室)で話をするわけですよ。『今日何やってた?最近どうだ?』とか」
(座面がユニークな「ミミスマス」。ストーブはHARVIA LEGEND)
パンダ「薪をくべながら」
社長「くべながら。サウナに入りながら。うちの(父が)実家を建て替えたんですけど。最初に小さい電気ストーブのついてるサウナ室をつくったのに。ここができてから『薪サウナ…くやしいな!』と言って(父は)薪サウナをつくりました」
パンダ「え~っ!(笑)」
社長「普通の大きさの家なんですけど。(父の家には)電気ストーブのサウナと薪ストーブのサウナ室があるんですよ。アホかっていう(笑)」
パンダ「薪サウナがいいと!」
社長「くやしかったんでしょうね~」
パンダ「お父上も筋金入りっすね(笑)。やっぱ薪ストーブの魅力は熱の柔らかさっすか?」
社長「柔らかさかなと。それって中々体験できないじゃないですか。知らない人も一杯いるので。工務店をやってますけど。会社のミッションとしては。お家を建てるということではなくて。地元、十勝の地域の皆様の幸せな暮らしをご提案するというのを会社のミッションにしているので。サウナを通じて、薪の良さだったりサウナの良さだったりをお伝えしたいなと思っております」
(水風呂に本気度が炸裂!Instagram「コンナサウナ」から)
次回は「下町熱波師HEY!ショウヘイ」登場
来週も「コンナサウナ」からお届けしやす。熱波イベントに登場した北海道初見参!下町熱波師HEY!ショウヘイ師の熱波を実況LIVEざんす♪
SAUNA NEWS 知床「BOTH」が日帰りサウナを開始
世界遺産・知床の大自然を気軽に満喫できる旅人の宿「HOTEL BOTH」が日帰りサウナを解禁したっす。
香木「パロサント」を壁や天井に贅沢にあしらい、エストニア製「HUUM」の薪ストーブが鎮座するサウナ。
日本百名山「斜里岳」の伏流水かけ流しのキンキンの水風呂。
そして新鮮な道産食材のサウナ飯。
時間は、朝6時から午後8時までの6ゾーンから選べやす。詳しくはHPをチェケラッチョ!!
☆『BOTH』HP https://shiretoko-b.com/
☆BOTHの魅力は…「世界遺産知床と世界を繋ぐサウナ」で♪
https://sodane.hokkaido.jp/column/202305272225003397.html
☆格納YouTube動画:「コンナサウナ(5737)PV完成しました!」