45歳女性から『ホルモン治療のその後』
私自身も相当悩んでいる『ホルモン治療』。乳がん患者さんのおよそ7割がなんらかのホルモンタイプでホルモン治療をされています。私はタモキシフェンとリュープリンによる治療。
数日前、4年5か月の検診にて、とりあえず大丈夫そう、、ってことでリュープリンを打ってきましたのでちょっと書きながらだるい感じ、です。
ホルモン治療で悩まれている方は多いと思います、この方もそのおひとり。45歳の女性です。
『以前、ホルモン治療の副作用についてコラムに取り上げていただきました(139.150)。
その節はありがとうございました。
https://sodane.hokkaido.jp/column/202205201900002156.html
https://sodane.hokkaido.jp/column/202205291930002180.html
ホルモン治療のその後をご報告したくなり、久しぶりにメッセージを書いています。
阿久津さんと同じ2019年に乳がんに罹患し早4年。時間が経つと体も慣れるということなのか、様々な体の不調も「こういうものなんだな」と抗わずに生活出来るようになっていました。
タモキシフェンを飲み始めて2〜3年目までは抑えているはずの女性ホルモン(エストロゲン)が常に600〜1,000を超え、不眠、ホットフラッシュ、下腹部痛、おりものの増加、子宮筋腫の増大など、婦人科で頻繁に診察を受ける日々が続きましたが、この1年ほどで急激にエストロゲンが下がってきたようで、いまや閉経レベルとのこと。
肝心な生理はと言うと、50日周期と広がってきました。基礎体温も変わらずつけていますが、低温期がとにかく長いです。
確かにこの1年で老眼が進み、抜け毛が増えて髪が薄くなり、肌の異常な乾燥や、認知力の低下など、まさに更年期!という症状を感じていたのです。
何かしていても、頭だけ置いてけぼりでボーッとしている。欲が出ない。人と会おうとする気力がない。等々…。
今年45歳になりましたが、婦人科医に言わせると「一般的には閉経にはまだ早い年齢なんだけど、乳がんの治療で見れば良い事なんじゃないかな。普通の人ならここでホルモン補充療法にうつるけど、それも出来ないからね…」と。
少しだけ心がざわつきました.
いわゆる女性らしさを失い、お腹周りを中心に丸みを帯びていく身体も腹立たしいし、写真に写る自分の老化が甚だしく、切なくなる。
そんな不安定な心持ちもエストロゲンの低下によるものなのでしょうか。同世代のキラキラした女性たちを見ると羨ましささえ感じます。他人の何倍速で老化を進めて、治療が終わったときに、自分には何が残るんだろう…とふと考えてしまいます。
ホルモン治療の終わりに何を感じるのか、またその節はご報告したいと思います。寒くなりましたので、阿久津さんもどうかご自愛くださいね。』
とてもわかります。わかりみすぎる。通常通り仕事もしていますが、やっぱりなんかやる気が出ないことが多い。でも直近までやる気なくても無理やりいって、そうすると別に誰にも気づかれずに普通にこなせたりします。でもふと眠れないし、朝超早く目覚めて、、でも疲れがとれてない。どうやら更年期症状とはありとあらゆるものがあるようで。
なんでなのかがわかると少し楽になるのかなとも思います。結果的には対処療法しかないので私も漢方を次から次へと変えてなじまない感じです。
以前にやったオンラインイベントの動画もつけておきますのでご参考まで。
今年も一年ありがとうございました。
どうぞみなさん、よいお年をお迎えください。
Next Ribbon2024 「がんとともに生きる、寄り添う」
1月17日(水)来場&後日オンライン配信
https://www.asahi.com/ads/nextribbon/event/
第2部 プログラム
18:30-18:35 挨拶
18:35-18:55 「自分らしく生きる~肺がんステージ4からの独立、出産~」
清水 公一 氏 (社会保険労務士事務所 Cancer Work-Life Balance代表)
18:55-19:15 「がんで働いちゃダメですか?~取材者から当事者に」
阿久津 友紀 氏 (北海道テレビ 東京支社編成業務部長)
19:15-19:35 「新たな患者サポートへの挑戦~治療後の生活も支えたい」
松浦 成昭 氏 (大阪国際がんセンター総長)
19:35-19:55 「 不妊治療か、がん治療か 46歳で出産した私の選択」
だいた ひかる 氏 (お笑い芸人)
司会:原元 美紀 氏(フリーアナウンサー)
申し込みフォーム
https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11012609
(後日のオンライン配信の申し込みもできます)
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