ギャラクシー不死鳥サウナ復活! 温度差の殿堂・センチュリオン札幌が来年4月20日サウナ施設で復活決定!新屋号は「THE CENTURION SAUNA rest & stay sapporo」 グルシン兄弟が激白!北海道のサウナ野郎パンダ・リー「ととのえ道場」[181]

12.20「不死鳥サウナの日」にセンチュリオン札幌が復活宣言! 

それは奇跡の復活劇か、あるいは新手の閉店商法か!?

ガチサウナーに愛されながら、コロナ禍での債務超過で今年1月16日、閉店を余儀なくされた“温度差の殿堂”「センチュリオンホテル&スパ札幌」。

閉店直前、「グランドフィナーレ熱波」が執り行こなわれた12月20日は、サウナ皇帝・井上勝正熱波師により「不死鳥サウナの日」として命名されやした。

別れを惜しみ再会を誓ったあの日からちょうど1年経った2023年の12月20日ー。センチュリオングループがそのSNSで、センチュリオン札幌がサウナ施設として蘇ることを発表しやした!!

灼熱ギャラクシーサウナグルシン水風呂、そして過剰なサウナ愛を放つスタッフが再び北海道で大暴れ♪

当事者である「グルシン兄弟」がその復活劇を激白!パンダ・リーっす。

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札幌センチュリオンがサウナ施設として復活!!

「センチュリオンホテル&スパ札幌」のGalaxy Saunaとは?

『センチュリオンホテル&スパ札幌』は2019年11月、すすきの旧「ホテル新東」跡に突如誕生。IKIヒーターが唸る灼熱サウナ、グルシン水風呂、そして常に進化するととのいスペースetcは、“ギャラクシーサウナ”と賞賛されガチサウナーを虜にした。サウナーの「あったらいいな」を具現化する多彩なギミック、振り切ったセッティング、定時の熱波サービスなど、“ホテルサウナ”の域をはるかに超えた「お、値段以上。」なサウナ体験を提供。北の絶対王者『ニコーリフレ』、瞑想系セルフロウリュ『ガーデンズキャビン』と共に“サっぽろ街なかサウナ”の雄として札幌・北海道でのサウナブームを大いに盛り上げた。

しかし、コロナ禍での開業で宿泊の売上が壊滅。その後業績は改善するも開業時の巨額投資は補えず、センチュリオンインターナショナルグループ(本社:東京上野)として債務不履行の危機に直面。福岡、鹿児島のホテルと共にクインテッサホテルなどを展開するコアグローバルマネジメント(本社:東京晴海)への売却を決断。今年2023年1月16日、惜しまれながら閉館した。稼働期間は日帰り入浴開始から2年4カ月だった。

なおサウナの躯体自体はクインテッサに継承され、今も“ギャラクシーサウナ”の体感はほのかに追体験ができる。

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“グルシン兄弟” ロングインタビュー

SNS上で復活宣言した一週間前の12月13日夜。センチュリオンインターナショナルグループのサウナ野郎でセンチュリオン流サウナ始祖・サウナエモンと旧センチュリオン札幌の熱柱・勝俣。二人合わせて「グルシン兄弟」は、建物引き渡しのため札幌に戻ってきてたっす。サウナエモン先輩ご用達「松尾ジンギスカン」でじっくり話を聞いたっす。

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正直ドラマがあった

―復活、おめでとうございやす!

川口:長きに渡り。我々みたいなものに付き合っていただいてうれしいっすよ。

勝俣:うふふふふ(笑)

川口:僕らもすごく半信半疑でしたけどね!札幌でお別れしたときに。

勝俣:そうっすね!

川口:「また戻ってくる」って言って。皆の前だから言ったものの。正直、会社は借金まみれで。自転車操業のお手本みたいな感じだったんでね(笑)


―12月20日「グランドフィナーレ熱波」の日っすね。

川口:そん時にみんなとお別れをして。

勝俣:そうだそうだ。

川口:どうするかっつって。正直相当ドラマあったよね!

勝俣:奇跡の連続

川口:ぶっちゃけ、だって先輩だって。こんなしょうもないんだったら会社辞める辞めないの話も全然あったし。

勝俣:そうそう。「もう東京帰んない」とか言って。

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会社がやばかった

―え~!

川口:全然あった全然あった。だって会社がやばかったんだもんホントに。パンダさんが(閉館告知見て)「どういうことっすか」みたいな感じで電話くれたじゃないっすか。「パンダさん。ちょっともう。借金のカタとして取られますわ」みたいな話をしてた時あたり。あん時結構やばかったっすよ。だってもう銀行管理になってたし。そう。ホントに僕らが僕らで運営できるような状態じゃなかったんで。

―グループ全体で?

川口:会社としてですね。だってリスケしたから。リスケするから。要は借りたものを返してないわけじゃないですか。「どないなってんですか」って色んな人から来ちゃいますよね。銀行団。ハハハハハ。小っちゃい会社じゃないから。

―はいはいはいはい。

川口:財務忙しかったと思う。建物もだって。会長の50年来の建物も売ったりとか。相当会社としてはピリついたっすよ。

―売却した3つのホテル以外でも?

川口:うん。売った売った。

勝俣:自分はそういうこととはつゆ知らず。基本的に札幌でもう一回やりたかったんだけど。東京帰ってもやることあるのかなぁと。

川口:(ホテル)店舗もどんどん減ってってたから。その時に分かれた子たちも相当多いし。

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2月下旬、復活視野に物件調査

―そして札幌は復活へ!

川口:だから僕らも胸にくる部分が随分ありますよ。札幌は思いがあったんで相当。

勝俣:ねぇ~。3月の物件探しも。もうホントに。あのぅ結果的には。

川口:俺パンダさんに(ソーレの跡地が空いていると)言われて。そのまま見にいったんですよ!
―(笑)

勝俣:そうそうそうそう。

川口:暇だったんで。

勝俣:「ここかぁ~!」とかって言ってね。なるほどねーって言って。

川口:とりあえずあそこの。アパマンショップの下に管理会社のやつがあったんで。パシャって撮って。電話するかぁって言ってたら…。社長が偶然。今のソーレのオーナーからちょうど「最近どうですか」みたいな話があって。パンダさんがここいいんじゃないですかってソーレのコラム送ってきてくれたじゃないですか。あの辺り。寒かったっすよ。

―店閉めました。サ旅に出ました。

川口:そのぐらいじゃないですか。2月とかじゃないっすか。

勝俣:これが2月20日で。うちの社長からのカカオトークで。「勝俣、ここ知ってるか」みたいな。2月20日ってあの(北海道)サウナ旅から帰ってきた直後。うん。それまで社長も「(利用者、従業員)みんなに感謝だ」って。

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川口:リアルに俺らは「お別れしたくないんだ」って言って。で、その前にパンダさんにもちょっと言ったっすけど。旧「カプセル・イン札幌」。あれのオーナーがまた社長の後輩で。あそこを復活できるか。建物の見積もりとったりとか物件調査っていうのは俺は来てたんですけど。

―結果的には?

川口:(大浴場は)壊してつくったほうが安くなるってレベルだったんですよ。必要な部材をとられちゃってて。一回電源つけて。水出してみたら。配管もとられていた。途中からびよーって出てきてやばいやばいとなって(笑)結構「俺、ムリなんですけど」っていう建物でしたね。場所は良かったんですけどね。場所は凄くよかったんですけど。

復活は「運と縁」のおかげ

―復活は大変どころではなかったはずっす

川口:想いとねぇ…運と縁ですよ。(センチュリオンインターナショナル梁川)社長に言わせたら。

勝俣:そうですねぇ。

川口:縁がなかったらできないと思いますよね。

勝俣:あれですもんねぇ。やりたいなぁと思ったところが社長の後輩(所有)だったり

川口:そうそうそうそう。

勝俣:普通ないじゃないですか。

川口:今度浜松市で(ホテル)オープンするんですけど。浜松駅。あれだって運と縁ですよ。やりたいなぁって思っていろんなところに唾つけて一件決まるかどうかじゃないですか。だから。札幌はほんとね。今回に関していえば2分の1みたいなものなんで。カプセルイン入れて。

旧「SOLE」跡地の魅力

―決め手は?

川口:決め手どころかいいところばっかりだったんで決め手すごくたくさんありますね。建物規模もそうですし。風呂がデカいっていうのもそうですし。

勝俣:まぁ立地もですよね!

川口:キャビンの個数も多いし。立地は最高な立地ですよね。願ってもない。逆に言ったら札幌のね。札幌すすきのの街の人が「あそこにサウナ必要でしょ!」って言う。

勝俣:そうですね(笑)

川口:声がもう聞こえてきてますよね!

勝俣:「ここでやれよ」と(笑)「やったほうがイイネ」みたいな。

川口:「サウナに入りたいんだ」っていう。建物も「スイッチつけてくれ」って聞こえてきますもん。

勝俣:そうですよね。

川口:言ってますよ。

「札幌と言えば感」を出したい

―どんな施設に?

川口:やっぱり「札幌といえば感」をだしますよね。「王道」というか。やっぱり全国230万人のサウナーに対して。札幌ってなんだかんだで来るじゃないですか。1年に1回ぐらいは来ると思うんですよ。センチュリオンのお客さんでも札幌出張とかって結構多かったんで。「札幌のセンチュリオン行ったよ」なんつって赤坂のオリ赤で話したりとかって結構あったんで。そういう相当数いらっしゃるサウナーの人たちが。「札幌来たらとりあえずセンチュリオンは一回は入っておくべきだろ」と。そのぐらいのものも創ろうとは思ってます!(出張時は)一回は見てってよと。

あと。個人的には。札幌って宿泊やってる人ってすごく多いじゃないですか。でその方たちが。風呂なし施設って結構あるじゃないですか。あの方たちも。自分もサウナのないエリアの出張とか多いもんですから。で、やっぱ必要だろって思いますよね。サウナ付きホテル探すけどない所も多いじゃないですか。沖縄とかとあまりないんで。(サウナは)出張の楽しみじゃないですかねぇ♪先輩はベロベロ飲むから。自分はあんまり飲むタイプではないので。そうすると食いとサウナ。

―日帰り客中心になる地元客は?

川口:地元は相当意識していますよ!やっぱり飲食店じゃないですけど。地元に愛されて初めて世界に誇れるというか。地元の賛同があって初めて商売できると思ってるんで。

勝俣:足元の地元のお客さんが来てくれないのに。外から来てくれるわけがないじゃないですか。

川口:近所のラーメン屋のおっさんとか。

勝俣:そうそうそうそう。あとはやっぱり今まできていただいた皆さん!「やっと帰ってきてくれたの?」みたいなのをお互いにやるみたいな。

川口:よろこんでもらえる顔が浮かぶよね!

勝俣:お帰り只今を延々と3年間ぐらいやって!

川口:で僕ら一応「アメ横商法」なんで。…もう2、3回はグランドフィナーレやるよね(笑)

勝俣:「今回は嘘でした」みたいな(笑)「今回は閉店詐欺でした~」みたいな。「あしたは普通にやります~」とか(笑)

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(閉館前夜まで続いた常連さんとの“熱波交流”)

―「また閉めたよ!」と(笑)

勝俣:勝俣がいつも声をからせていると。「きょうで最後で~す」というネタですね。

川口:ネタをやり続けたいね~。

有言実行で実現した「閉店商法」

―経営も大変だったはず。

勝俣:閉店商法を(今回)ホントにしちゃったていうね。変な意味での達成感(笑)

川口:僕らなんだかんだで閉店商法やっちゃた。

―発表から1年で復活だから(笑)

川口:でもホントに。結構面白いんじゃないかと思うんだけど。ホントの意味で閉店商法やったの初めてだし。あの閉店商法が笑い話に。…まだまだ冬の時代が来ると思っていたんで。コロナも終わってなかったんで(閉店)当時は。まだまだ(グループの)建物を売ると思ってたんで。あん時「札幌に戻って来られる」というのは…あれは嘘ですよ。あの、はったりというか。みんながあまりにも熱い思いがあるから。「いやいや戻ってくるから!」っていうのでとっさに出たという感じでしたね。だって、何の当てもないもん(笑)。

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(グランドフィナーレ熱波直後のグルシン兄弟。傷心が色濃かったっす。)

―(笑)

川口:金はなかったもん。時間は一杯あるけど(笑)

―2月のサ旅は傷心旅行だったっすね。

川口:2月の旅はもう。札幌、北海道が良くしてくれたから。やっぱりお別れに…。一言さよならだけってわけにはいかないじゃないですか。しっかり北海道の大地に。お世話になった人にも会いたかったし。

勝俣:そうですね。行ってみたい施設の宝庫だし。

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(「AVANTO37」で氷点下の水風呂も体験)

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(十勝最新鋭「エアポートスパSORA」もサ察)

川口:「会えるかわかんないけど。お互い元気でな」っていうことを告げながら。ホントそう。決して希望のある時期ではなかったよねぇ…。

勝俣:「二度と来れないんだよなぁ」ととか思っちゃうところはありましたよ。

川口:ホントにホントに。だって給料いくら下がったと思ってるのみたいな感じだったもの。暮らしていけんわと。冗談抜きだよね。結構いろんなもの解約したよね。

「サ道明王」はいる!

―そこまでしての復活!

川口:でもやっぱり。これがね。札幌ここままで辿り着いたっつうことは神様いるなぁってね。

―サウナの神様!

川口:「サ道明王」(笑)サ道明王、いる!

勝俣:今思いついたんすか(笑)

川口:いやいるよ。

勝俣:いますよ。

川口:だって俺らだって。たいしたことやってないじゃない!

勝俣:やってない!

川口:遊んでただけじゃない?

勝俣:実際そうだし。

川口:それでこんな状況になってんだから。いるよ。神様はいる…。

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(「グルシン水風呂」は遊びから誕生!驚異の「Wチリングシステム」)

―開業までのスケジュールは?

川口:4.20オープンで行きますから!ちょっとでも早まれば。パンダさんとか常連の人たちをプレで皆さんいれちゃって。

勝俣:一回ちょっとみんなで「こんな感じでしょう」みたいなことをやって!ちゃんとオープンする。

―工事はいつから?

川口:12月15日から、一応3月一杯まで

―ロングランっすねぇ。

川口:やっぱり結構見えてないところもあるみたいなんで。錆どころは結構大変らしいです。時季も時季ですよね。

「THE CENTURION SAUNA rest & stay sapporo」

過剰なサウナ愛がほとばしる「グルシン兄弟」が復活の狼煙を上げた!“温度差の殿堂”札幌センチュリオンがさらに進化した形となりそうな『THE CENTURION SAUNA rest & stay sapporo』。オープンは今のところ来年2024年春、4月20日(土)

あの“温度差の殿堂”がどんな形で復活するのか!?不死鳥サウナが奇跡の降臨!!進捗状況は随時レポートしやす。グルシン兄弟とセンチュリオン札幌の「第二幕」に期待しやしょう♪

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☆【次週予告】「ととのえ道場」新春元旦号は…「サウナ界に金の雨が降るぞ!」。鳥取県で行われたプロレス界に金の雨を降らせた若き至宝のサウナトークバトル!そのサウナ愛を活字メディアでは初めて熱く語るざんす。対するはTTNEととのえ親方とサウナ師匠の日本が誇るサウナ界の最強タッグチーム‼東スポでも週プロでも読めない「レインメーカー✖サウナ最強タッグ」のサウナトーク、こうご期待‼

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この記事を書いたのは

パンダ・リー(サウナ野郎っす)

No Sauna, No Life! “ととのう”話だけをお話するっす。趣味は極真空手、旅、そしてサウナ。サウナ情報&ご感想はTwitterで「パンダ・リー」まで!https://twitter.com/matsu08130896

本業はHTB帯広ブランチ・釧路ブランチの代表っす。21年5月から“サ国”とかちの首都・帯広へ。「営業」としてTV広告、番組企画等で企業様・自治体様の魅力プロモーションをお手伝い。「ライター」としてこちらの『SODANE』でサウナを中心に、農業、面白い人あ~んどホットな話題を発信中ざんす。

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