夢のヘルシンキ出張!②ヘルシンキ最古のサウナへ WithSecureカスタマーアンバサダー三浦一樹「Sphere23」訪問記 サウナ野郎パンダ・リー「ととのえ道場」[185]
2024.01.20
#サウナヘルシンキ最古のサウナは…アッチアチ!!
3泊6日7サウナ!フィンランドのIT企業「WithSecure」カスタマーアンバサダー三浦一樹兄の「夢のヘルシンキ出張」の続きっす♪
前回は3つのサウナを満喫♪
「夢のヘルシンキ出張!3泊6日7サウナでサウナ三昧!WithSecureカスタマーアンバサダー三浦一樹「Sphere23」訪問記」
https://sodane.hokkaido.jp/column/202401130500004098.html
今回は、本格的なスモークサウナを見学。
からの、ヘルシンキ訪問の主旨であるカンファレンスでは「AGI(人工汎用知能)時代到来の驚異と恐怖」についての貴重な話を世界的権威からたっぷり聴いて…。
“人気の街なかサウナ”と“ヘルシンキ最古のサウナ”でととのう♪
学んだことを復習しながら汗をかいたそのサウナ室は…どちらもアッチアチ!!
え?!フィンランドのサウナは温度が低いんじゃないの??パンダ・リーっす。
クラフトジンを味わい 「スモークサウナ」を見学!
ヘルシンキ出張ですでに3つのサウナをサ察した三浦一樹WithSecureカスタマーアンバサダー。
(WithSecureのサウナスタジオで語る三浦兄 「WithSecure」HPから)
次に訪れたのは…お城のような『Hirvihaaran Manor Hotel』ざんす。どうやら歴史のある建物らしく。その一角には…モノホンのスモークサウナが‼
サウナ後にジンをテイスティング
―『Löyly』サウナでととのった後は?
三浦:ここからはVIPツアーに呼ばれまして。大企業様の経営者たちお客様たちと一緒に。WithSecureはCo-Security(共同セキュリティ)でCo-Creation(共創)を大切にしているから。一緒にジンのテイスティングしてジンをCo-Creationしようよ!と。
アルコール度数50℃ぐらいのWithSecureのクラフトジン。フィンランドのメーカーと一緒に作って。WithSecureのお客様と一緒に味を決めましたっていうジンをつくるんで皆さんの意見を聴かせてくださいと。
ここがなんか結婚披露宴で有名な。車で1時間ぐらい走った郊外なんですけど。そこでディナーをいただくという。コース料理美味しかったです。
スモークサウナを見学
三浦:で、ここにもちゃんとサウナがあって。これは見学だけだったんですけど。ゴリゴリのスモークサウナがあると。
―なんか天井が高い小屋サウナっす
三浦:タトゥーゴリゴリのおじさんがジンを仕切りつつ、サウナをやってる人らしいんですけど。ここもスモークで中を充満させたら開けてバーンって煙を出して入るという。わかりずらいんですけど他のサウナもだいたい一緒で。スゴイ歴史があるからレンガづくりなんですけど。だいたいコンクリートで固められていて。上に石がボーンってあって。下が薪かな。この上にロウリュしてみたいな。この下が釜になってて。
三浦:一階部分にイスがないんすよ。荷物置き場になってて。ここに階段があって。ここがサウナで座る場所。だからもうサウナストーンより上にしか座面がないっていうのは。他の施設に行ってもほぼそうでした。
(「Tripadvisor」から)
石を薪で8時間以上熱してから煙を出してようやく入ることができるというスモークサウナ。スモーキーなアロマに包まれながら、60℃から80℃の温度のサ室でロウリュした蒸気で汗をかくのは、極上なサウナ体験らしいっす。
施設のHPによると「ロフトの座面にはロウリュの蒸気が立ち込めて、時は止まり、気持ちはリセットされる」そうざんす♪
(「HOTEL HIRVIHAARAN KARTANO」HPから)
ミッコ・ヒッポネンCROの講演「人工不正」
自然豊かなレストランでクラフトジンとフィンランド料理を堪能して、スモークサウナを見学。気分がととのった一行は再びWithSecureのカンファレンス『Sphere23』へ。
AIがもたらすミライとは?
この日は、コンピューターセキュリティの世界的権威でWithSecure社のChief Research Officer(主席研究員)ミッコ・ヒッポネンさんのAIトーク。題して「ARTIFICIAL EVIL」(人工不正)。AI時代到来でイノベーションと同時にAIによる不正も交錯するミライについて、世界最高峰の研究者から聴けるなんて‼く~、うらやましい♪
ーすんごいコンピューターセキュリティの権威に会ったとか?
三浦:有名なミッコ・ヒッポネンさん。コンピューターウィルスを最初に見つけたおじさんじゃなかったかなと。WithSecure社の役員で。主席研究員なんで自由人という感じ。面白かったです。
(「WithSecure YouTube」から)
ーミッコさん、キャラ立ってるっす!
三浦:おんなじ髪型した人がいました。ファンなんだろうなという(笑)。ミッコさんはナムコのゲームが大好きでお家にアーケードゲームが20台あるそうです。でミッコさんにサインもらって。
(ミッコ氏の「スマートだということは、脆弱であるということ」的な意の本)
―ミッコさん、サウナ入る?
三浦:サウナ大好きって仰ってました。フィンランド人みんなそうだと思うんですけど。
「AIとフェイクニュース」
―AI生成のフェイクニュース対策の話が出てたようっすね。
三浦:(TV局は番組素材の)オリジナルは全部公開しておいたほうがよいと。SNSであやしい動画を見つけた時にどうやって真偽を確認するか。そのひとつの方法が取材元が素材を公開していれば、照らし合わせて確認が可能ですよね。と、ミッコさんがカンファレンスの中で。
―顔の表情とかを合わせられる?
三浦:動画に関しては、ディープフェイクを使えば、本人が喋っているように見えるニセ動画を生成するのはおうちのパソコンで時間をかければ誰でもできちゃう。冒頭で実際に見せてもらいましたが、本人も「自分で見てもわからない」と。あとは、音声も別の技術を使えば本人に似たものって作れちゃうので、合わせることで、HTBのスタジオでうちのアナウンサーが全然違うものを喋ってるって映像が誰でも作れちゃう。あと1,2年で(そうなる)。なんで、これはメディアとしてレンズを通して撮影したものですよー、っていう答え合わせができる状況が必要になってくる。と。
(左はAIが生成したミッコ氏。右の女性の動画から生成されたが、本人でもわからないレベル)
―オリジナルを出すぐらいやらないと早晩…
三浦:やっとかないと。Googleさんも新しい機能を一杯出しているんですけど。あまりにもやばいからメディアにしか提供しませんというサービスも結構始まっていたりするので。口パクの動きと音声を英語のやつ食わせたら日本語に変えますよとかできるんですけど。それって何喋らせてもいいわけで。
―それっぽく見える?
三浦:それっぽく見える。全然わかんない。翻訳という観点だといいけど。それが別のテキスト喋らせたらそれっぽく見えちゃうから。フェイクニュースが(まかり通る)。今だと画像とかでもごまかされますけど。フェイク動画になっちゃうと(判別は)難しいっていう。最近日本国内でも議論が始まったようですけど。技術がある以上、生成されること自体は誰にも止められないので、対策を考えていかないと。
(「創造を操ることはできない。子供を操ることができないように」)
④USSI SAUNA ~人気の街ナカサウナ~
人類で初めてAIと向き合う我々世代のミライについて、超一流の専門家からがっつり学んだあとは…やはりサウナへ(笑)。
―勉強して。4サウナ目はどんなサウナへ?
三浦:ウーシーサウナ。ウーシーは『NEW』っていう意味らしいんですけど。ヘルシンキでも、サウナブームってこうはやりすたりがあって。このサウナが、今のヘルシンキサウナブームの火付け役になってて。
―行ったんだ!く~っ
三浦:バーカウンターがあって。そこでタオル借りて。サウナ入ると中庭があってそこで外気浴やってと。
(Facebook「USSI SAUNA」から)
―どんなサウナ室?
三浦:入口入ってすぐにストーブがぼんって置いてあるんですけど。その横に階段が3段ぐらいあって。座ることろがある。ロフトみたいな感じで上があって。立方体みたいな薪ストーブがあって。1メートル立方みたいなデカさで。ストーンが中に入ってて。普段は蓋しめてる。ここ「開けたら閉めてね」って書いてるんすけど(笑)フタ開けて。ちょっと(ロウリュ)して。蒸気が落ち着いたらまた閉めてみたいな。
(男性用サ室。奥がストーブ。Facebook「UUSI SAUNA」から)
―薪ストーブ!ロウリュやった?
三浦:やりました!でもみんなあれなんですよ。入るとき出るとき一杯づつかけていくんで。
―湿度がスゴいと!
三浦:湿度でいうと。扉を開けちゃってゴメンねぐらいな感じで。入ってきた時出た時にみんな一杯づつかけてくから。もうずっと蒸されてますね!でっかいのバシャーって。天井、めちゃくちゃ低いので。これは熱波要らないなっていう。
(Facebook「USSI SAUNA」から)
―座面が高いところにあって天井は低いと
三浦:結局蒸気がすぐ上から降ってくるから熱波要らないという話は確かにって。上に溜まった蒸気を下に下ろすってしなくても。勝手に降りてくるから。出入りするたびにみんな上げてって。ありがとう「キートス!キートス!」って
―キートスなんだね。
(コンクリの上のすのこのが座面。板は背もたれ。「USSI SAUNA」HPから)
―USSI SAUNAがサウナ人気を復活させたと?
三浦:このサウナが出てきて若者が入るようになって。で、またヘルシンキで新しいサウナが増え始めてっていうブームの一軒目だと。いわゆるその公衆浴場みたいなのがなくなって。これもマンションの一階みたいなとこなんですけど。ヘルシンキでもサウナ廃れたりしてたんだっていう。
でもなんか都市部だと。一軒家だとあるらしいんですけど。マンションだと必ずしもサウナが付いているわけじゃないって言ってました。だからみんな(サウナは)都市部のところにあると。サウナっていうとまた。(普及率は)100%じゃないという話でした。
―少なくともヘルシンキのような都会ではあらゆる家にあるわけではないと。
(Facebook「USSI SAUNA」から)
⑤Kotiharju Sauna ~SINCE1928 ヘルシンキ最古の銭湯サウナ~
人気の街なかサウナで蒸された三浦兄。次に訪れたのは…1928年開業!ヘルシンキで現存する中で最も古いと言われる公衆サウナ!そう、公園で上半身裸のおっさんたちが外気浴でととのってるよな様子が度々紹介されてきたあの「銭湯サウナ」ざんす♪
公園前でととのう老舗の銭湯サウナ
三浦:ここはヘルシンキで最古のサウナなんですよ。「コティハルユ」っていうらしいんですけど。
―あの有名な。情報見過ぎて行った気になってるやつ(笑)。入った?
三浦:入りました!
―いいねぇ~♪
三浦:外気浴スペースがなかったらその辺に座ればいいじゃないっていう。
―施設に寄せてくってのが大事!
三浦:横が大き目の公園だったんですけど。異常ですよ日本で見たら。子供が遊んでいる横にオッサンたちが。
はい、日本では異常視必至!公園そばでおっさんたちがととのう銭湯サウナは…こちら♪
「一番熱かったサウナ」
―街ナカなんすね!大通公園みたいな?
三浦:あぁ近い感じです。ちょっとメイン通りから一本入った感じです。
―どうでした?
三浦:ここは。こう。一番熱かったところで!地面から部屋が3メートルぐらいで。天井まで丸っとサウナストーブなんですよ。タワーみたいな。で、あたしの頭上より高いところに壁があって。ストーブの面があるじゃないすか。するとこう、ピザ窯みたいに入口が開いてて。そこに水をぶつけてシュっとやると。めちゃくちゃ上で蒸気が出てくるから。
(「Tripadvisor」から)
―でかい!
三浦:無茶苦茶デカいっす。中撮れなかったんですけど。私でも頑張んないとかけれないような高いところにある。ストーブ自体が1.5メートルぐらいあって。立方体みたいなのがあって。どこのメーカーとかじゃなくてこれ用に作ったんだなっていうやつ。ここは座面もコンクリなんすよ。座るところ。すのこを自分で。
―座面がコンクリ!
三浦:一番上と二番目ぐらいは板敷いてあるんですけど。
―熱い?
三浦:足置けないから。みんなだからサンダル持っていってる。サンダルなんかないからすのこをお尻と足に置いてみたいな。
―やけど注意だ
三浦:これはやけど注意ですね。すのこは何枚かありました。
―でかい感じっすね?
三浦:30人ぐらい入るんじゃないすか。入ってすぐストーブが真横にだーんって上まであって。五段ぐらいあって。ベランダのように最上段だけコの字みたいになってて。手すりで上がって行くんですけど。左側だけだんだんだんって(座れる)。
(「Tripadvisor」から)
―サウナに入っている人は?
三浦:ちびっ子も。お父さんに連れてきてもらって。で、私英語できなかったんで通訳して聞いてもらったら。「小っちゃいからあれなんだけど。サウナを体験させてないと」って。一番低いところに一緒に入って。3、4分したら出てってみたいな。「練習でやってるんだ」って。
―サウナの英才教育!
三浦:大人は上のほうから座って
―何分いたの?
三浦:10分居れなかったですね~
―え~!ジャパニーズサウナだけじゃないんだ、熱いサウナは!
三浦:ここはホントに。現地語、たぶんフィンランド語なんですけど。ずーっとおしゃべりしてて。「じゃあ俺先出るわ。何杯かける?」って(笑)出るとき入るときに。「2」って言ってるんでしょうね。バシャン、バシャンってやっていなくなる。かけたらみんなで「キートス!キートス!」って言って。すごい平和な世界(笑)」
(「Tripadvisor」から)
―施設はどうすか?
三浦:(入口に)番台みたいなところがあって。そのまま一階に行くと男性用のロッカーがあって。女性用に分かれてるんですけど。外気浴スペースは一緒で。お姉さんいますけど。普通にカウンターでビール買って。
―タオル巻いてるだけの人も
三浦:全員タオルっすよ。
―男女比は?
三浦:男性がほとんど。でも女性もずっと2,3人ぐらいはいらっしゃいましたけどね
―ハットは?
三浦:ハットしてる人いなかったっす。あんまり。ただお土産コーナーには売ってましたけどね。
サウナハット。隣の公園で
(Tripadvisorから)
―サウナの話でお腹一杯になってきた(笑)
三浦:「コティハルユ」が一番楽しかったですね。サ室の破壊力と、見た目の破壊力と。英語全然聞こえないし(笑)フィンランドの人みんな英語喋れるらしいんですけど。地元の人しかいない。「ヘルシンキ来た!」って感じが凄かったです
今回のヘルシンキサウナでの気づき
④【スモークサウナ】数は少ないがスモークサウナは「サウナ遺産的存在」として今も愛されている、らしい。
⑤【コンクリートサウナ】昔ながらのサ室の建材はコンクリートですのこを敷いて座る、らしい。
⑥【温度】街ナカの銭湯的なサウナの温度は高く、ロウリュで湿度も高く体感温度はアッチアチ、らしい。
⑦【外気浴】どうやらやはり休憩スペースの理想形は外気浴、らしい。
⑧【サドリ】休憩はゆっくりとること前提で、人気のサドリはビールなど度数低めのお酒、らしい。
☆【次回予告】3泊6日7サウナ!「夢のヘルシンキ出張」特集。いよいよ次回で最終回。さすがサウナの本場フィンランドと唸ってしまう“観覧車のサウナ”が登場‼さらに郊外に地域のサウナーがゆる~く運営する“ネイチャーサウナ”もご紹介しやす。乞うご期待♪
SAUNANEWS アヴァント体験を日本のフィンランドで!
北海道十勝では、フィンランドで愛される、凍った湖に穴をあけて水風呂代わりにする「アヴァント」を安全安心に体験できる北海道アヴァント「AVANTO37」がロングラン開催中っす。
名 称:北海道アヴァント「AVANTO37」
期 間:2024年1月6日(土)~3月12日(火)
時 間:10:00~12:00、13:00~15:30
場 所:湯宿くったり温泉レイク・イン(上川郡新得町字屈足808番地)
内 容:サウナ+水風呂+温泉
参加費:平日一人 20,000円(税込)、土日一人 22,000円(税込)
「日本のフィンランド」は羽田からたったの3時間!ぜひっ♪
☆詳細は「【速報】北海道アヴァント開幕!究極のアドベンチャーサウナ!北海道十勝新得町「AVANTO37」の魅力とは?」をチェケラッチョ!!
https://sodane.hokkaido.jp/column/202401072330004106.html