サウナ神殿「SAUNA Otaru arch」を徹底解剖！　

そのサウナ目当てに、サウナーが小樽にサ旅で訪れていやす。

温度も個性も異なる４つのサウナ＋４つの水風呂！

“北のサウナ神殿”「SAUNA Otaru arch」の誕生秘話からマニアックなスペックの話まで！

オープンから約３カ月、“サ守”のエレガント渡会師がたっぷり語ります♪パンダ・リーっす。

SAUNANEWS　北海道アヴァント「AVANTO37」開幕　　

北欧フィンランドばりのアドベンチャーサウナを味わえる北海道アヴァント『AVANTO３７』がきのう１月１０日（金）十勝新得町屈足湖「レイク・イン」で今季の営業をスタートしました！

一般公開４年目の今年は、より多くのサウナーを受け入れるため、アウフグース対応の大型サウナなど新しい２つのサウナが登場！？一体どんな魅力が加わったのか！？詳しくは来週の「ととのえ道場」で！

（©HTB)

☆空き状況・ご予約は北海道アヴァント「AVANTO37」公式HPでチェケラッチョ！

https://tokachi-sauna.com/avanto/

エレガント渡会師インタビュー「雪ダイブができるサウナに」

エレガント渡会師

“エレガントすぎるロウリュ”で有名なレジェンド熱波師。９７年ニコーサウナ（現ニコーリフレ）にアルバイトで入社。２０１０年から熱波師としての活動をスタート。熱波回数日本一（当時）『神戸サウナ＆スパ』を目標にライバル藤原くみちょらと「ニコーリフレのロウリュ」を牽引し支配人などを歴任。２３年春、北海道で４つの温浴施設を運営する「天然温泉 湯の花グループ」に顧問として電撃移籍。定山渓殿のサウナ改装を手がけた。２４年９月１６日開業『Sauna Otaru arch』をプロデュースした。

温浴業界歴２７年。フィンランドサウナアンバサダー、スカルプDオーガニックブランドアドバイザー。サウナーオブザイヤー２０１８受賞、「ドラマサ道」第４話出演。肩療養のため熱波師活動は休止中。

開業から３カ月

―オープンから今は？

渡会：もう少しで3カ月ですね。

―振り返ってどうすか。

渡会：めちゃくちゃ大変でした(笑)今もそうなんですけど。サウナ室リニューアルはこれまでもやってきましたけれども。一つ建物を建てるというのはこんなに大変なことかと。いうところがまず。初めてだったので勉強させていただきましたよね。ニコーリフレの時も新しい店舗（キャビンや飲食店）の立ち上げとかは携わってはいたんですけれど。責任者的な形ではなかったんで。ちょっとお手伝い的な感じだったんで。ここまでしっかりとイチから全部に関わっていくってのはこんなに大変なことなんだなっていう。で色々サウナに関してだとか、私のアイディアを色々盛り込みましたけど。出来上がってみたら「もっとこうしたら良かったなぁ」てことも多々出て来たりとかですね。ハハハハハ(笑)やってみないと分からないものがあるもんだなぁと。

（上質なエントランス。照明は小樽「北一硝子」製）

―具体的には？

渡会：例えばですけど。図面上で見てたら、まぁこんな感じかなっていうのが。出来上がってみたらめちゃくちゃ狭かったと…。更衣室とか(笑)もっと余裕のある空間の頭でいたんですけど。図面を見慣れている人はわかるんでしょうけど。私そこまで図面を設計の方と話しをしながらとかあまりしたことがなかったので。空間の広さとか想像が出来なかった部分があったとか。

―全く問題ないっす！

渡会：数人だったら混んだ印象がないと思うんですけど。（ロッカー）ＭＡＸ１６個あるので。１０人が一気に入店したら相当着替えづらい。入るときも出るときも。そういう状態が生まれちゃうなぁとか。

―貸切以外でもありました？

渡会：ありました。一応受付時間を少しずつずらして。帰る時間も勿論ずれていくので。出来るだけないようにはシステムのほうで、込み合うことができるだけないように。お客様にご迷惑をおかけしないようにはシステムのほうでも工夫して考えてはいるので。…だけれども！ですよね(笑)来店の時間と帰る時間、決まってはいるけど。遅く到着したとか早めに帰る人とかがいたら結局（出入り時間が）ぶつかったりするんですよ。来店と帰りが。そういうのはちょっと防ぎようがないというか。それで「更衣室狭いなぁ」っていう感想になってしまったら。ちょっと残念だなぁとか。

―ありましたか？

渡会：ありました、ありました。

―それは…富裕層の人っすか？

渡会：ハイ。ただもう出来上がったんで。ハハハハハ(笑)どこかでまた時間と費用をかけて改善できる部分があればやりますけど。まずは今すぐなにかすぐっていうことはないと思うので。このままなんとかお客様にストレスを感じさせないようなシステムなりサービスなりしながら。やり繰りしようかと思ってます。

１番人気は「手宮」

―サウナは完璧だったっす！お客さんの反応は？

渡会：ご利用いただいた方には非常に高評価をいただくことが多くてですねぇ。その点は非常に良かったなぁと思ってますねぇ。やっぱりその、サウナ室が１つ２つじゃなくて４つ創りたい。そのそれぞれが違う雰囲気、温度帯、ストーブも変えてやったらきっと楽しんでいただけるんじゃないかなと思ってやったのが、まずは成功したかなと思ってます。で、どのサウナ室もこだわりがあって。皆さんたぶん来たら、全部入られると思うんですけど。そんな中で「どこのサウナ室が一番お気に入りですか」と聞くようにしてるんですけど。お話できる時間があったら。

―全部良かったっす！

渡会：ハハハハハ(笑)それが…「手宮」。水風呂のあるサウナ室が「こんなサウナ初めてでスゴイ良かった」と言っていただけることが多くて。あれはわたしある意味、だいぶチャレンジしたというか。サウナ室の中に水風呂があるっていうものを。画では見たことがあったんですけど。ＳＮＳとかで。でも日本の中はまだほとんどなくて。

―ニュージャパン梅田とウェルビー福岡ぐらい！ニュージャパンと一緒の体感(笑)

渡会：ハハハハハ(笑)なんかやってみたいなぁと思ってやらせていただいたんですけど。上手く、これまでに体験したことのないサウナが出来たっていうね。サウナ室だったっていう評価をいただいて。凄く良かったなぁと思うんですよね。私も入ったことないのに…創りたいとか言って(笑)

―なぜ創ろうと？

渡会：面白さ…ですかねぇ。それぞれ違って。あと一つ何かって言うときに。

―あっ！他の３つは決まっていたと。

渡会：熱いサウナ室、アツアツのサウナ室。日本初登場のサウナヒーターをツインで入れた、なんかこう、換気が良く呼吸のしやすい、過ごしやすいサウナ室。寝ながら入られるサウナ室。もう一つ何かなぁって考えた時にパッと浮かんだのが。そういえば「サウナ室の中に水風呂っていうのを見たことあるなぁ」って。やってみたいなぁと。入ったこともないのに作らせていただいたという(笑)

―4つにするとは決めてた？

渡会：４つでも３つでも。限られたスペースの中で何個作るかなんですけど。どでかい一つを作ることも出来たし。もっと細かく分けて５つ６つ作ることも出来たかもしれませんけど。だけどなんかバランスいいのが４つかなぁって漠然と思いついて。

（寝サウナ「オタモイ」）

（アチアチな「色内」）

―完璧！うっかり６セット入ったっす(笑)

渡会：利用時間が2時間とか3時間とか色々案は出てたんですけど。最終的に２時間半に落ち着いてスタートしたんですけど。４つだったら全部入れる。サウナ→水風呂→休憩1セットが３０分だとしても４つ全部入れるだろうなぁっていうのもありましたし。もしちょっと時間が余ったら飲み物を飲むとか。「もう一回あのサウナ入って帰りたいなぁ」とかって５セット出来ちゃう。６セットされた方もいらっしゃいますけど。ハハハハハ(笑)1セットが短い人はセット数を重ねられると思うんですけど。そんな感じで必ず全部に入れる。入った時に2時間ぐらい経ってたらちょうどいいかなっていうのは考えました。

（深さ１１１１ｍｍ「朝里ダム」）

（ツイン水風呂「小樽運河」。左：グルシン・右：２２℃）

―ちょうどいいっす。これ以上長かったら死ぬ(笑)

渡会：ハハハハハ(笑)

呼吸しやすい「朝里」

―強烈に個性を感じたのは「手宮」と「朝里」。特に「朝里」が心地よかった！

渡会：あぁ～。それはめちゃくちゃうれしいですね。私的には、水風呂のあるサウナ室はアイディアで出来たみたいな感じですけど。ここ「朝里」に関してはすごく、呼吸のしやすいサウナ室にしたいなということで。ＨＵＵＭさんが日本初で電気ヒーターを入れてくれるということで。凄くこだわりのあるメーカーさんなんですよね。サウナ室に。

―熱すぎくしないのがHUUM、でしたっけ？

渡会：熱すぎず。つねにフレッシュエアーが室内に取り込まれて。ロウリュの気持ちのいい蒸気を浴びていただくみたいなものを非常にこだわっていらっしゃって。サウナ室の換気口、ベンチの位置、排気口など色々とアドバイスをしてくださって。それを出来るだけ取り入れて創ったんですよね。本当は一個だけ言うことを聞かなかった点があるんですけど。「天井が高すぎる」と言われて。

―なぜ天井を高く？

渡会：天井が低いほうがいいというか、頭に近いサウナ室が増えてきているというか。そこはちょっと構造上サウナヒーターを２つ置かなければいけなかったとか。３段ベンチに出来なかったので。天井高っていうのは、あそこで熱波、アウフグースをやれる部屋にしたかったので。天井が低いと天井にタオルが当たる。私はやらないんですけどタオルの投げ技をやる人は格好よく投げられないわけですよね。なので天井高だけはこだわらせていただいて！

―なるほど～！まったく問題ないっす！ロウリュしたら蒸気が速攻来るっす。

渡会：蒸気がふわ～っと全体に広がると思います。その吸気と排気にはこだわったという空間になっております。

雪ダイブし放題

―これからは？

渡会：オープンから３カ月弱。オープン直後は注目していただいて。たくさんのお客様に来ていただいたんですけど。やっぱり11月はちょっと落ち着いていたかなぁというのはありますね。ひと通りオープン前から情報を見て「来たい！」という人が一巡したというか。で、12月はたぶん年末に向けてどんどんどんどん忙しくなると思うんですけど。年末年始の忙しさを抜けてどういう風になっていくかっていうのは手腕の問われるところだとは思っているんですけど。

―冬はサウナ―にはトップシーズン

渡会：そうですねぇ。まずは四季を通じて外気浴スペースなんかは色んな表情を見せるので。たぶん「雪ダイブし放題」みたいな。札幌近郊でありながら雪ダイブが出来るサウナ、外気浴スペースが実現できるんじゃないかなぁというところを期待しているのと。

―5セット目で雪ダイブしたっす(笑)。頭キ～ン、歯ガチガチ(笑)

渡会：やっちゃいました？ハハハハハ(笑)雪ダイブがキモチイイかは別としてやりたくなっちゃいますよね。雪があったら。そういう楽しさですよね。

（左がパンダ・リーの「人拓」）

渡会：あとは近くに朝里川温泉スキー場もあったり、国際スキー場、キロロ。スキーに行く通り道に当たるので。スキー、スノーボードあとのお客さんがどれだけ来るのかを期待しているのと。あとはそのあたりの観光が潤ってくる時期になれば、朝里川温泉エリアのホテルも潤ってくると思うんですが。

―２月は雪まつりも！

渡会：その宿泊の方が足を運んでいただきたいという期待はしております。あとはそのあたりのお客さんを待っているだけではなく。ホテルと提携をしたりだとか。またはこれまで大きなのも小さいのもイベントはやっていないんですけど、色々仕掛けていきたいあなぁと思います。当然熱波、アウフグースも。私が出来るかわからないですけど、スタッフには教えていますので。どこかで不定期ではなく定期的な形で熱波が浴びられるサウナ施設になっていくと思います。

あとは、貸切利用でアウフグースをやられる方達。えもんさんとかりゅーきさんとか。実際にサウナ室でやってもらって、十分できるということがわかったので。そういったゲスト熱波師、アウフグースマスターを呼んでのイベントであったり仕掛けもここではやっていけるかなと思っております！

☆「SAUNA Otaru arch」HPはこちらっす♪　

https://otaru-arch.jp/

☆「SAUNA Otaru arch」前篇体験レポはこちらっす！

https://sodane.hokkaido.jp/column/202501040500004966.html

☆格納YouTube動画：「サウナーの心くすぐる仕掛けがたっぷり　小樽の朝里川温泉に新たなサウナ施設『オタルアーチ』がオープン」（HTBニュース）

SAUNANEWS 1.25土-26日 サウナ小樽アーチでアウフグースイベント開催！　

サウナ神殿「SAUNA Otaru Arch」に最強女性アウフグースマスターがやってきます。石森うサぎさんと中島あまみさんの「フロントメモリーズ」がアーチに初登場です。

日時は２０２５年１月２５日（土）２６日（日）。２５日（土）は１４：００、１５：３０、１７：００。２６日（日）は１２：３０、１４：００、１５：３０。追加料金はいただきません。休日枠のそれぞれの時間からご予約くださいということです。

☆ご予約詳細は「SAUNA Otaru Arch」HPでチェケラッチョ！

https://otaru-arch.jp/