帯広農業高校の生徒が「コロッケ」を開発!スーパー「ダイイチ」で約9,000個を完売

帯農生が開発「ピザコロ」

こちらのコロッケ、美味しそうですよね?

濃厚チーズと道産ジャガイモやコーンを使ったピザ風コロッケ「ピザコロ」です。一口サイズなのでお弁当にもピッタリで食べやすくサクサクの食感が特徴。ジャガイモの旨味と共にピザの風味が広がる逸品です。

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実はこの「ピザコロ」。北海道帯広市にある「帯広農業高校」の食品化学科の2年生がレシピを開発し、コロッケ製造のサンマルコ食品(株)(本社:札幌)が製造したコロッケなんです。

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スーパー「ダイイチ」で約9,000個が完売!

2025年2月2日の土曜日、その「ピザコロ」が北海道内で25店舗を展開するスーパー「ダイイチ」(本社:帯広)で一斉に販売されました。帯広市のダイイチ稲田店では、午前10時の開店から学生が店頭に立ち実演販売に初挑戦しました。先生やダイイチのスタッフと一緒にお客様に試食を呼びかけました。

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試食したお客さんは「美味しい」「帯農のコロッケを食べてみたかった」と皆さん笑顔で買っていきました。用意していた1,000個のピザコロはわずか2時間半で完売。惣菜の販売に長年携わる食のプロも反響の大きさに驚く大盛況でした。

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株式会社ダイイチの西崎進常務も

「地域貢献、食育に取り組む中で対応させていただきました。食べる前から多分美味しいんだろうなとわかる名前もいいですし、イメージがしやすい商品。ピザの風味があって美味しい商品でした。企画から作るところから始まって、デザインまで生徒さんが作り上げて、販売するところにも生徒さんが立ち会う。凄い良い社会体験になるのかなと感じています」

と、頼もしげに視線を向けていました。

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「ピザコロ」は札幌や旭川など全道の店舗でも好評で、製造した8,800個は夕方には完売。初めてのコロッケ開発は大成功に終わりました。

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「食の流通」を学ぶ授業の一環

今回挑んだ“帯農コロッケ”「ピザコロ」の開発・販売は、将来の食のプロを育成する授業の一環です。帯農の食品化学科では、昨年春から「食品の流通システム」などを学んできました。講師は食品卸売業の国分北海道㈱(本社:札幌)の社員たち。食とマーケティングのプロが、食が消費者に届くまでの仕組みや商品開発など、普段の授業では聞けない「生きた流通」を帯農生に指導してきました。

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今回大盛況だった「ピザコロ」は、食品化学科2年の生徒38人が8グループに分かれてレシピを検討。10月にサンマルコが試作した3つのコロッケを試食して全員で投票し、「ピザコロ」に決めました。

初めてスーパーに立った生徒さんも、指導に当たった先生も大きな手ごたえがあったようです。

帯農高・食品化学科2年 織部杏奈さんは

「自分たちが考えたものが販売されて、みんなに届くのが嬉しいです。お客さんもみんな『これ買ってもいい』とか『どこで買うんですか』と嬉しそうに買っていってくれてとても嬉しいです」

と語りました。

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帯広農業高校 多田崇教諭も

「お客さんの反応が凄く良くて。もうちょっと手こずるかと正直思っていました。お立ち寄りいただけるお客様が余りにも多くてビックリしています。一年かけて進めたプロジェクトの活動になりますので、流通や開発のノウハウは学校では実践では中々学ぶことができません。そういう意味で非常にいい経験をさせていただけたのが大きな成果かなと思っています」

と手ごたえを感じられたようです。

帯広農業高校では今後もこのような「食の流通」を学ぶ取り組みを進めていく方針です。

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以前の取材記事はこちら

「高校生が『食の流通』を学ぶ!帯広農業高校で卸売業のプロが熱血授業。『帯農コロッケ』開発も」:

https://sodane.hokkaido.jp/column/202407290800004646.html

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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