シン・未来派都市型サウナ！「saunahouse」の挑戦！美須アレッサンドロ社長のサウナ愛でととのう♪ サウナの新しい形とは？神奈川県川崎駅前「saunahouse（サウナハウス）」/3.22-23「サウナバ in 札幌競馬場」開催決定北海道のサウナ野郎パンダ・リー「ととのえ道場」[242]

2025.03.01パンダ・リー（サウナ野郎っす）

「saunahouse」を美須アレッサンドロ社長が徹底解説！

５つのサウナ✖４つの水風呂✖外気浴を完璧な導線で配置！

全国でもまだ珍しい男女完全同スペックも実現！

地上６階建て延床面積2000平米、サウナ１０室＋水風呂８個！

サウナの新しい形を体現する「saunahouse」はなぜ誕生したのか？

今年２０２５年１月２３日、サウナシティ川崎のイタリア街で産声を上げた「saunahouse(サウナハウス）」を美須アレッサンドロ社長が徹底解説！

ととのえ親方との秘話や北海道サ旅の思い出も！

毎日がアップデート！令和のミライ派サウナの挑戦を聴いてととのう♪パンダ・リーっす。

パンダ・リースリーブ.png

「サウナハウス」の５大ポイント

前々回の「ととのえ道場」では「saunahouse」の全貌を体験レポートでご紹介しました。今週はオーナー兼プロデューサーの美須アレッサンドロ社長自身による、他では聴けない“saunahouse徹底解説“をお届けします。

個性が異なる５つのサウナ✖温度を選べる４つの水風呂✖最新鋭の外気浴！愛でたい魅力が多すぎる「saunahouse」。そのコンセプトは…

「あたらしいこと、たのしいことを生み出すすべての人たちへ、ゼロになれる体験を。」

このコンセプトの元、特にアツイ、ヤバイ、間違いない！パンダ・リーが感じた、saunahouseが特に際立っているポイントは以下の５つざんす♪

①「渋滞なし」：サウナ５つ、水風呂４つ、シャワー１３。“NO MORE サウナ渋滞”！

（29人収容！ジャングルジム風「sauna3」）

②「完璧な導線」：大浴場が２フロア、風呂を軸にサウナ等が囲む“円心構造”なので導線に無駄がなく、ととのいまでの動きがスムーズ！

（５階/３階。note「サウナ黙示録」から）

https://note.com/sauna_mokusiroku/n/n1673f57030ca

③「多彩な水風呂」：１０℃→２０℃→３０℃炭酸泉のトリプル水風呂と大きな１７℃水風呂を完備。キンキンから不感湯まで４つの水風呂、さらにはホットバスも！

（１０℃→２０℃→３０℃炭酸湯「トリプル水風呂」。５階/３階）

④「外気浴完備」：大量の外気を惜しみなく取り込み、街ナカとは思えぬ開放的な空間がととのいを加速！

⑤「近未来的な空間」：デザイン、照明、香り。ポジティブかつミライを強く意識した「新しい形」の空間には、サウナーをくすぐる小技が随所に炸裂！接客も明るいのがチッタ流。

（アチアチを近未来的な光と音で演出「sauna４」。パンダ・リーのイチオシ♪）

この５大ポイントの源流は、運営する「チッタグループ」にありそうです。日本初のシネコン「チネチッタ」。大型ライブハウスの先駆け「クラブチッタ」。そして日本の元祖イタリア街「ラチッタデッラ」。

昔は映画「仁義なき戦い」に出てくるような“労働者の街“だった川崎駅前を、イタリアのヒルタウンばりの“カルチャーの街”に変えたチッタグループ。その使命は…

「エンタテイメントと文化を通じて都市に新鮮な感動と活気を提供すること」

そして今、神奈川・川崎、さらには日本のサウナ界に「新鮮な感動と活気」を提供しようと挑戦するのが「saunahouse」であり。オーナー兼プロデューサーの美須アレッサンドロ社長その人なのでした！！

美須アレッサンドロ社長「サウナのチカラを感じてきた」

美須アレッサンドロ社長

１９７８年フランス・パリ生まれ、東京・六本木育ち。中学・高校時代はシュートボクシングジムで汗かく。大学時代は電子音楽にはまりライブハウスでＤＪも。２００１年電通入社。０４年チッタエンタテイメントに入社、取締役。１５年代表取締役社長に就任。ローマへの留学経験もある。母は現会長の美須孝子氏。イタリア人を父に持つ。趣味はボルダリング、サウナ。アニメにも明るい。

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不調のカプセルを「サウナ」で再生

ー素晴らしいサウナをおめでとうございます！

美須社長：ありがとうございます！

ー4年越しのプロジェクトだと伺いました。なぜ「saunahouse」をやろうと？

美須社長：弊社「㈱レックス」という会社で「saunahouse」を運営しているんですけど。カプセルホテル、ボーリング、バッティングセンターを運営しています。そういう意味では７０年代からカプセルホテルの付き物といえばサウナであって。まったく真新しい事業ではないというのが大前提としてあって。

カプセルホテルがリーマンショックの時期にあまり良くない時期があったんですけれども。立て直すのにどうやっていけばいいかと一時期悩んだ時に、ちょうどサウナが来ていた時で。サウナのテコ入れをしていく中で。同時にお客様の反応がダイレクトにいい方向に感じとれて。サウナ事業からカプセルホテルを復活させたっていうところもあって。

（「ガーデンサウナ蒲田」の本格サ室）

やっぱりサウナをやると非常にダイレクトにお客様の声が返ってきて。それがすぐ数字に直結する。反応が早いんですよ。やっぱり「サウナのチカラ」というのを10年ぐらい感じながら来ました。

「新しい形」を作ってみたかった

美須社長：でいよいよサウナが人気になってきて。女性サウナーが注目されてきた時に、女性のサウナーの実態が読めない。一般論で言えば男性よりも全然少ない。利用できる施設が少ないからか、「ニワトリと卵」の話しになるんですけど。「受け皿がないんだからどうしたって女性サウナーは増えない」っていう仮説のようなものを作って。そこにチャレンジしてみたかった。

あとは「saunahouse」は結構デザインとかかなり色を使ったりとか。やはりそういうのは「変化球」で。「新しい形」みたいなものを作ってみたかったっていうのが大きいです。

ー見事な「新しい形」っす。女性層の掘り起こしは大変では？

美須社長：ヤバイですね。女性はちょっと少ないのは予想してたけど。ここまで少ないとは。正直少ない。市場が成長しきれてないという状況だと思います。

ー女性サウナの運営は、朝から夜までスタッフを全員女性で揃えるのが難しいと神戸サウナのツムツム前支配人が仰ってました。スゴイチャレンジだなぁと。

美須社長：女性スタッフはきっちり揃えまして。今後アウフグースをやるにしても、男性のほうに女性が入っていいのかなど悩んでいます。今後時代的に慎重にやるべきだろうなと思っています。

ーアウフグースは水着着用で色んな施設がクリアしていますね。

美須社長：それもやり方の一つだと思います。残念ながら他の問題が噴出しているんで。まだその辺の「飛び道具」は出していません。

外気浴「VERANDA」の外気がサ室に！？

ー他の問題！？

美須社長：お恥ずかしいんですけれども「外気浴」。都心で外気浴って中々難しいところもあると思うのでどうしてもチャレンジしたかった。saunahouseは「VERANDA」から直接風が来るので。青空は見えないんだけれども外気はかなり入ります。やっぱりここまで外気の影響をサウナ室が受けるのかっていうのがちょっと想像していませんでした。

ーえ～～～！？サウナ室にも影響が！？

美須社長：サウナ室の中も。扉の開閉によって外気が流れるのは常識的にはわかるんですけど。「だってサウナだろ？こんなんで下がるなよ」って…。お恥ずかしい(笑)そこからカウンターパンチを最初に食らって。（冬の）外気の影響を最低限にとどめるための色々な試行錯誤をしてやってるところでございます。オープンの時期が冬で運が悪かったというか。暖かくなればおそらくこの問題は低減される。楽観的、希望的な観測なんですけれども。冷気の影響とて、サウナの問題がそこから派生していく。サウナのヒーターの火力を上げざるをえない。上げると…今度はサウナのベンチがアツアツになる。

（光と風が降り注ぐ「VERANDA」）

ー(笑)

美須社長：とにかく今は後手後手です(笑)ベンチの熱さ対策はマットを敷いたり色んなことをやっているんですけれども。

ー２月１日にお邪魔した時はサウナ５種類それぞれしっかり熱かった！

美須社長：混んでた時なんで。今のほうがアツアツですよ。

ーベンチがアチアチ問題って最低限を施せば、使う人の工夫しかないっす。

美須社長：今はおそらくこれで行けるかなぁという感じです。

建物をサウナ専用にゼロから新築

ーサウナには巨額の投資と時間がかかりますが。御社にはたいしたことない額っすか？

美須社長：いやいやいや。建物を建てているので…スゴイですよ。総工費は。

ー映画だったら制作費は発表しますが

美須社長：ちょっとこれは…(笑)

ー元々は何があった場所ですか？

美須社長：元々は飲食ビル。二階建ての（ファミリーレストランと居酒屋）。コロナで飲食が抜けてしまったので。２０年ほど経ってた建物なんで。そこまで強くは作ってなかったんですよね、最初から。なのでそこでテナントの入れ替えという選択は中々難しいんで。いっそのこと新しいことを始めましょうと。

ーサウナで男女同スペックは凄い挑戦っす！

美須社長：はい。なので。女性のサウナーの方をとにかく少しずつでも今後増やしていきたいですね。今のパイだと女性のお客様数がちょっと少ない。ここをとにかく地道に上げていくという努力が。

ーきっかけはイベントみたいですけどね～。コミュニティづくり。

美須社長：僕らイベントは得意なんですけど。サウナのイベントは特殊中の特殊ですよね。なんていうのか。これから考えてやっていくんですけれども。なんか難しそう。色々。

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親方のサウナ本でガチサウナーに

ー美須社長とサウナの出会いは？

美須社長：僕はリーマンショックの時の弊社で経営しているカプセルホテルの不調。からの脱却ということで。その時うちのスタッフが「サウナ流行ってるらしいです」って。「サウナをテコ入れしたいです」って言って。その時は藁にもすがる気持ちでテコ入れをしまして。川崎の「レックスイン川崎」というカプセルホテルなんですけれども。そこの浴場の一部壁をぶち抜いて外気浴にしましょうと…。なんかトンデモナイお金がかかったんですけれども(笑)それをやったんですよね。

（壁をぶち抜いて実現した「外気浴」）

（「レックスイン川崎」のサ室にはIKIストーブが鎮座‼）

美須社長：でその時はサウナの入り方はそんなにわからなかった。スポーツジムで入る程度で。でもそのあと水風呂に入ってというのはなく。あれはともかく…あんなへっちゃらそうな顔で入ってて。あれはオジサン達の見栄の張り合いだと思っていたんですよね。でもサウナってこういう風に入るんだっていう本を読んだんですよ！ととのえ親方の本（「人生を変えるサウナ術」）を読んで。じゃあやってみようと思って。それでやってみたら、一発で理解したような気になって。そこからですから本がきっかけじゃないですかね。

（本田直之松尾大著。「ビジネスに効くサウナ術」と改題・加筆し知的生き方文庫でも）

ースポーツで汗をかく習慣はあった？

美須社長：水泳とかやって。そこからのサウナ。でも入り方は間違っていました。親方の本からですね。

ーちなみにととのえ親方とは会われましたか？

美須社長：あの、saunahouseの計画段階で。saunahouseは図面の前に「サウナの絵」が出て来ているんです。私のいとこと一緒にやったんですけど。マッテオ*と。彼は建築家なので。

*マッテオ氏：MATTEO PIEROTTI。フィレンツェ大学で建築を学び、イタリア、ドバイ、イギリスで多くの経験を積む。2007年フィリップス主催のデザイン賞「Progetti di Luce」のプロジェクト「Snake」で1位を獲得。店舗デザインから家具に至るまで、インテリアデザインに重点を置く複合的な事務所MP2を設立。

美須社長：とにかく絵が出てきて。建物全体の平面図がある程度出来た段階で。北海道に行って、ととのえ親方に。一緒に入ったことがあったので。友達でしたから。親方のところに「相談がある」と。

TTNE親方.jpg

ーいつ頃っすか？

美須社長：3年ぐらい前に。たぶんニコーリフレに行ったんですよね。広かったなぁ。食堂でビール飲んで。一緒に入ってお食事をして。図面を見せて、こういうことをやろうと思っているんだと。「なんか手伝って」って言ったんだけど(笑)。「ここまで出来ちゃってたら俺できることない」って。「ここまで出来てるんだったらやっちゃいなよ！」って。

(マッテオ氏が描いた「sauna4」のパース）

（５F/３F。水風呂をサウナが囲む導線抜群“円心構造”のパース）

知床「北こぶし」へサ旅

ーそうですか！他に北海道のサウナは？

美須社長：ありますよ！「北こぶし知床ホテル＆リゾート」。いいところに泊まって。

ーサ察？

美須社長：サ察です。「流氷サウナ」って言われてますよね。僕が行ったのは夏だったんですけど。もう素晴らしかったですよ！あそこ大好き！

ーTTNEの傑作、マスターピースですよね～。北海道では氷の水風呂に飛び込むイベント今やってます！

美須社長：「北海道アヴァント」ですよね！

水風呂に覚醒

ー１０℃水風呂はほぼグルシン！水風呂へのこだわりのきっかけは？

美須社長：「ヨコヤマ・ユーランド鶴見」っていう鶴見に老舗があるんですよ。そこが確かシングル*。気もち良かったですよ。冷たいけど！冷たいの苦手なんですけど一瞬だったら頑張って入れる。いやぁ気持ちいいですよ。

（「ヨコヤマユーランド鶴見」から。水温は“関東屈指の１０℃前後”）

今、上水を使っているので温度的には不安定なんですけど。８℃だったり１０℃だったり。地下水の注水が始まるとちょっと（安定する）。でも今から「地下水入れて完璧」とか言ったらまた問題が起こるので。

ーいやいやいや(笑)アップデートするサウナですから！

「地下水」の導入は４月中旬

美須社長：なんだけどやっぱりねぇ。思った通りに行っていないのが。機械的な、設備的なところで思い通りに行っていないというのが続いているので。地下水注水っていうのが始まるとやっぱり、切り替えは…怖いですよ(笑)

ー地下水への切り替えの計画は進めているんですね？

美須社長：協議が色々整ったところで。3月後半か４月上旬。遅くても４月の中旬までには、地下水への切り替えが出来ると思います。

ー地下水は相当掘らないと出なかった？

美須社長：２００メートルで良かったんだけど。２００メートルぐらいで出たんですけど。行政のほうからもう少しこれぐらいまで掘ってというのがあって。３００ぐら行ったのかな？３６０メートル（掘削した）。

ーもう少しで３７０メートル、サウナ。

美須社長：あ～、確かに(笑) 予想外のことが…たくさん起きました！

「saunahouse攻略法」を美須社長が伝授！

ー凄いチャレンジありがとうございます！５つのサウナ、４つの水風呂。ここをこう楽しんでというのは？

「sauna1」～ミライ派サウナ～

美須社長：そうですねぇ。「小技」が今のところ色々多いので。例えば「sauna１」の音楽とリラックス。一番最初に入るサウナなのでそこまでアツアツではなくマイルドな感じで。導線もかなり気にして作ったので。

ー完璧ですよね！

美須社長：一つ一つやっぱりその。「sauna１」に入って水風呂に入る。

「sauna２」～スコール直撃ミスト～

美須社長：それから「sauna２」はちょっとしたお口直しみたいな。

ー確かに(笑)

美須社長：バチバチに整うわけじゃないけど、そういうお遊びもあったっていいじゃないっていう気持ちもあります。でそこから水風呂に入ってもいいし入らなくてもいいし。まぁ順番を経て。

「sauna３」～ジャングルジムのサウナ～

ー高低差４．４メートルでめちゃくちゃ広い「sauna３」は？

美須社長：「sauna３」でいうともう好きなところに座っていただくとか。ダイナミズム。とにかくあの、ここは結構僕がサウナに行って感じることで、渋滞するのが僕はホントにダメなんですよ！

ー仰ってますよね(笑)

美須社長：もうペースが崩れますよね。それが嫌でともかく。まぁ混まないんですよ。なので大きく造ったし。「sauna３」に関しては僕からこう入ってくださいって言うよりも。逆にこんな入り方があったら教えてほしいですね。

先日社員の男の子と「sauna３」でばったり会ったんですがやっぱりここは話し相手がいると時間を忘れてめっちゃ良い汗かくんですよ！具体的な場所は「ストーブ裏」なんですが全く苦しくなく、話し込んじゃいます。やっぱり換気が特に良いんだよなここは！

「sauna４」～RED HOT SAUNA～

美須社長：それから「sauna４」はまぁ今後どれだけ。これじゃあ足りないと思っているので。

ーえ～！

美須社長：体感的にはもっとバチバチにやんなきゃいけないと思っていて。やっぱりそこからのシングルというお膳立てをしているので。

ー(笑)

美須社長：そこの火力とか体感というのはもう少し。そこでちょっと飛び道具を考えています。

ーいつ頃お目見えに？

美須社長：暖かくなったらとにかくやってみたいので。あの、ちょっとまだ未定なんですけど。あとはプールで泳ぐ。２ストロークで終わっちゃうんですけど。なんかそれができるのもオモシロイじゃんって思うし。

あとは外気。今ちょっと寒いですけど。3月とかになったらもうそこから動けなくなるんじゃないかなぁと思って。

ー(笑)

美須社長：その頃には（BGMに）「ブレードランナー」も。ちょっと今怖いんですけど(笑)何を言われるかわからないので。

ー音楽も日々アップデート(笑)

美須社長：「ヴァンゲリス」という作曲家なんですけど。彼は天才なんで。

ーあれヴァンゲリスなんでしたっけ？

美須社長：その前に。来年、今度の冬になっちゃうかもしれないけど。「南極物語（Antarctica）」もヴァンゲリスなんですよ。これでちょっとできれば…泣かしにかかりたいとか。

ーハハハハハ(笑)

美須社長：たぶん泣いちゃう。僕と同年代のおじさまたちは(笑)

「sauna５」～ケロサウナ～

ーセルフロウリュOKの「sauna５」はエンディングって感じでオモシロイ。

美須社長：そうですねぇ。やっぱり自分でやりたいじゃないですか！だからやっぱりあそこは凄い人気なんですよね。

ー一番人気は？

美須社長：僕、エゴサをずっとするんですけど。なんかねぇ…色々なんですよ！でもやっぱり「sauna５」は多いですかね。だいたい２つ、何と何って皆さん仰っていただけるんですけど。だいたい「何か」と「sauna５」なんですよ。やっぱりあの、居酒屋で自分でワサビをするみたいな感じなんじゃないかなぁって思うんですよ。セルフロウリュって。

ー(笑)

美須社長：まぁ楽しいじゃないですか！ただちょっと狭いので。ちょっとご迷惑をかけちゃっているんですけど。

ー全然狭くない。

(X「マグ万平」から）

「２つだけフェイバリットを見つけてほしい」

ー「sauna１」から「sauna５」、体感の違いは考えたんすか？

美須社長：そうですねぇ。考えたんだけど、あのぅ。基本的に僕だったらなぁっていう。ちゃんと「sauna２」のお口直しは真ん中でも良かったのかもしれないですよね！「sauna１」終わってイキナリお口直しだっていう。フレンチでいうとお肉のあとで直すじゃないですか。そこは少し早いんですよ。順番はそこまで大事じゃないのかもしれない。

ー逆に「sauna２」でお口直しがあったので、いよいよ次が本番かとテンションが上がった！

美須社長：あぁ、ありがとうございます。まぁ最初は順番通りで入っていただいて。2回目からは全部入る必要はないと思うんですよね。5個のうち２つだけフェイバリット（お気に入り）を見つけてくれたら。それでサウナが２つある施設じゃないですか、実質。じゃあフェイバリットが３つになったらまたそれはそれで色んな体験ができるっていうことですから。５つ全部愛してもらわなくていいです！もういいです。

ー(笑) 「saunahouse」は自分の好みがわかるサウナっすよね？

美須社長：ハイ。その日の気分で「飽きたからたまには変えよう」とかでもいいですし。ととのえ方としても「ミストコーナー」があったり。「プール」で長く居られたり。基本的にはやっぱりその。単純な、そのルーティンみたいなのを。あの。ルーティンを全然批判するわけでは否定するわけではないんですけれども。たまには違う気分もあるじゃないですか！っていうことなのかなぁって。

ー一つの「saunahouse」で出来るのが凄い。

美須社長：そこが「シネコン」ですよね。

（サ室の扉がシネコン風）

グルシンの水風呂＋W不感湯

ー10℃の水風呂。あれはなぜ？

美須社長：あれないと、サウナーの皆さんはお腹一杯にならないですよね(笑)やっぱり僕は「３段使い」っていうのが好きなので。有り得ないですよね、水に入っているのに温かいと感じることが。その非現実感と狂った遊びを入れたいなぁと思って。

ー非現実感！１０℃の水風呂から２０℃に入るとだと温かく感じる「不感湯」ですね。

美須社長：そう！元来僕は冷たいのは苦手。苦手なので、一所懸命平気な顔をして入る。そこは一回は我慢できる。そこからは気持ちがいいので。色んな入り方ができる。季節によっても変わる。今は１０℃に入って２０℃に入って外気浴に行っちゃうと逆に寒い。なので今は10℃から外気浴。でも何回もやったら飽きるから。１０℃に入って２０℃に行ってクロールして炭酸泉。冬で寒いので炭酸泉も３６℃ぐらいにしている。温かくなったら３０℃まで下げる。そうするとまた感覚が変わる。

ー「ダブル不感湯」(笑)

（１７℃。１０℃・２２℃・３０℃炭酸泉）

「ミスト」も完備

ー「ミスト」忙しくてあれだったんですけど。なぜミストを？

美須社長：あれ僕が好きなんですよ。

（５階/３階にあるミストコーナー）

ー何かきっかけは？

美須社長：うちの蒲田のカプセルホテル「ガーデンサウナ」というところでもやっぱりミストがあって。ミストって地味だけどいいんですよね。

ーどなたかが？

美須社長：うちの子達だと思います。簡易的なやつです。線とかも見えちゃってる。

とにかく改善、カイゼン

ー最後に、これからどんな形を？

美須社長：いまはとにかく改善を。細かいところも含めて一所懸命現場でやっています。外気浴の強みは「四季」。日本には四季があって。春が来て夏が来て、また冬が来るんですけど。おそらくそれぞれの季節で、saunahouseの性格というか、変わっていくと思うんですよね。それが外気浴の特徴だと思っていますし。なので、暖かくなったらたぶん…僕が早く入りたいですね(笑)

ー季節によって変わりますからね～。

サウナ愛がサウナばりに熱くて、トップがプロデューサーのサウナって、いいサウナしかないっ！サウナーの声にも耳を傾け課題をカイゼン。サウナと真摯に向き合う美須アレッサンドロ社長が手がける「saunahouse」。まずはこの春、水風呂を地下水に切り替え実現を目指して。今年は一体どんな「飛び道具」が飛び出すのか！？期待しましょう♫