メークイン発祥の地・厚沢部町の絶品コロッケ!!

道南といえば「海の幸」・・・だけではありません!!
函館から車でおよそ1時間の場所にある厚沢部町の道の駅「あっさぶ」。
この道の駅で食べられるのが厚沢部町のメークインと
森町のブランド豚肉ひこま豚を使った肉みそコロッケです。
メークインの甘みと肉の旨味が凝縮されています。

image002.jpg<ひこま豚の肉みそコロッケ 1個200円>

厚沢部町はメークイン発祥の地!

イギリス生まれのジャガイモ「メークイン」。
厚沢部町はおよそ100年前、国内ではじめて試験栽培が行われたメークイン発祥の地です。

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そんな厚沢部町にある道南いたさか農園。
東京ドームの2倍以上にあたる10ヘクタールの土地でメークインの栽培を行っています。

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「メークインは煮崩れしにくくてきめが細かくて甘みがあります。
舌触りが滑らかでしっとりとかねっとりとか舌に絡みつくような甘さがあります。」
こう語る道南いたさか農園代表の板坂峰行さん。
メークインの収穫は、機械で掘り起こした芋を
1つ1つ丁寧に手で拾い上げ仕分けをしていく重労働です。
板坂さんは「厚沢部町の人たちは芋が大好きで丁寧な仕事をしています。
ぜひ農家の思いを感じながら食べてほしいです。」と語ります。

巨大コロッケ祭りが中止に・・・

しかし、そんなメークインの町、厚沢部町にも新型コロナの影響が…

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毎年7月末にメークインを使って直径2メートルを超える
自称、世界一大きなコロッケを作る巨大コロッケ祭り。
多くのコロッケファンが集まるこのお祭りも中止を余儀なくされました。

道の駅のコロッケは健在!コロッケに隠されたある思いとは

そんな苦境にも負けずに販売を続ける道の駅のコロッケ。
作っているのは町内にある温泉施設の加工場です。

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「この芋は農家で規格外の芋を使ってやっているので大きさもバラバラなので
付加価値をつけて商品化するこということは農家にとってもメリットがある。」
こう語るのはコロッケ作りを手掛ける中国料理「彩風塘」の宮川朝広オーナー。
実は宮川オーナー元札幌京王プラザホテル中華料理の料理長などを務めた経歴の持ち主です。

コロッケに使われるのは形が悪かったり傷んでしまったりした規格外のメークイン。
50分ほど蒸した後、手で皮をむきながらほぐします。
そんなメークインの相棒になるのは森町で育てられたブランド豚肉「ひこま豚」。
こちらも出荷する際に余った部位を使っています。
宮川代表は「我々のように食に携わる人間が地元の商品に
付加価値をつけることで結果的に地域が潤うことになるのではないか」と語ります。
地元の生産者が手掛けたこだわり食材を余すことなく活用。
それが、年間2万5千個以上売れている道の駅あっさぶのコロッケです。

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さらに、道の駅あっさぶと言えば野菜の直売も大人気。
「野菜が高い」と叫ばれる中、メークイン1キロ300円の他、
様々な野菜がお手頃価格で販売されています。
ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いたのは

HTB報道部記者・喜多和也

映画「しあわせのパン」の暮らしに憧れて北海道に来たパン好き記者。パンシェルジュ。

2021年11月まで函館駐在で看護学院パワハラ問題などを取材。

https://www.htb.co.jp/news/harassment/

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