コロナ禍必須の消毒液台が地元アーティストの手でスゴイことに

 木の街で知られる下川町でコロナ禍でなくてはならない消毒液の台がスゴイことになっています。

 下川町の班渓にある五味温泉で来館者の話題になっているのがチェーンソーアートでできた手指消毒液台です。

 下川町山村活性化支援協議会(会長・阿部勇夫町森林組合長)が、地域資源を活用した高付加価値製品開発の一環で試作、設置しています。針葉樹森林認証材を活用した商品開発が目的です。

 今、新型コロナウイルス感染症対策として、ほとんどの店舗や施設の入り口に消毒液が置かれるようになり、今後も常設化される可能性が高いことから「店の顔になり得る」と、設置場所に合わせたデザインで制作し、販売することを思い付いたということです。

 制作は、世界トップレベルのチェーンソーアーティストで下川町に住む木霊光(本名・児玉光)さんが、同協議会の提案に賛同して担います。

 五味温泉に設置した試作品も、木霊さんが町産トドマツを活用してチェーンソーで削って作ったもの。

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 温泉に合わせた立体感のあるデザインで、泡が立ち上がっていく「炭酸泉」、上部に「のれん」、下部には湯がとうとうと流れ込み、あふれる「桶」が彫られている。高さ130センチ、幅35センチで、手の届きやすい高さに消毒液を置く台が組み込まれています。

 五味温泉の来館者へ試作品のデザインや機能性、妥当な価格帯などを聞くアンケートも実施しており、商品開発の参考にしたいといいます。

 チェーンソーアートの消毒液台は、既に名寄の金野機械、札幌のファナージャパンにも設置されていて、今後は下川町内で2カ所程度、雄武町のホテル「日の出岬」でも設置を予定しているということです。

 アートな消毒液台、ますます話題になりそうです。

 問い合わせは、下川町山村活性化支援協議会(町森林商工推進課内、電話01655―4―2511)へ。

この記事は名寄新聞に掲載されました。

http://www.hokkaido-nl.jp/member/9

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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