「育てる漁業」でマチを元気に…北海道八雲町でサーモンの試験養殖 ブランドサーモン目指し挑戦続く

鮮やかなオレンジ色に脂が乗ったサーモンのお刺身。八雲町の新たなブランド「北海道二海サーモン」です。

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八雲町が手がけるブランドサーモン「北海道二海サーモン」

 

目指すはブランドサーモンの確立と「育てる漁業」

 2019年から続く試験養殖。4年目のことし、「八雲育ち」のサーモンを生み出す新たな挑戦が始まりました。

 

■坂詰怜記者リポート:「稚魚から半年かけて育てられた魚が次々とすくいあげられていきます。このあと海面での養殖が始まります」

 

これまでは稚魚から成長させた「幼魚」を業者から買い取って養殖していましたが、ことしからは町の施設で小さな「稚魚」から育てたのです。

さらに今後は卵からふ化させて育てる「完全養殖」を目指しています。

 

■坂詰記者:「これまで淡水で育ってきた魚を海水での養殖に慣れさせるため、タンクにつながっているオレンジのホースで海の水を少しずつ注ぎこんでいます。」

 

12時間かけて海水に慣れさせ、海に浮かぶいけすに放流します。

イカやスケトウダラなどが不漁となるなか、安定した「育てる漁業」を推し進める八雲町。

「北海道二海サーモン」は道内各地のホテルでメニューへの採用が広がっているほか、イクラやホタテとセットになった八雲町のふるさと納税の返礼品も人気が高まっています。

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八雲町サーモン推進室吉田一久参事「(養殖)サーモン発祥の地として広がっていけば…」

 

■八雲町サーモン推進室吉田一久参事:「(養殖)サーモンを(北海道で)一番先にやったトップランナーとして、できれば八雲をサーモン発祥の地として広がっていけばということで、期待しています」

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育てる漁業でマチを元気に。

ブランド化への挑戦が続いています。

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