エスコンフィールドHOKKAIDOからセ・リーグのファンへ敬意をこめて…大型ビジョンの熱いメッセージに敵チームのファンが感動
5月から6月にかけて行われた「日本生命 セ・パ交流戦 2024」
エスコンフィールドHOKKAIDOでも、リーグ戦では見ることがないセ・リーグのチームとファイターズとの熱戦が繰り広げられ、大勢のファンがそれぞれのチームに声援をおくっていました。
ところで、試合の際、エスコンフィールドの球場スタッフから、セ・リーグのチームのファンに向けて発信された大型ビジョンのメッセージが話題になっています。
こちらは横浜DeNA戦。
「1978年開業のベイスターズ本拠地『横浜スタジアム』は、市街地の公園の中に球場を造るという世界でも斬新な発想で多くの米国設計者を魅了しました。今では『park in the park(公園の中にあるボールパーク)』と呼ばれ、多くのメジャーリーグ球場の基本コンセプトになっています」
「実は、エスコンフィールドもその刺激を受けた設計者たちの協力で誕生した球場です。われわれも皆様のように世界の人々に刺激を与えられる発想やコンセプトを作り、そして横浜スタジアムのように地元の方々にも愛される場所を創っていけるよう、たゆまぬ努力を重ねて参ります」
「 次回、皆様がご米場の際『ここはいつも新しいことにチャレンジしている場所』と思っていただけるよう日々精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします。 皆様の次回のご来場、心よりお待ちしております。ご来場ありがとうございました」
球場スタッフ一同
敬意をこめたこのメッセージに横浜DeNAベイスターズファンも感激。熱い拍手を送っていました。
そして、読売ジャイアンツファンに対しては…
「エスコンフィールド2年目、ジャイアンツとは初の交流戦にご来場いただきましてありがとうございました。1937年に開業した後楽園スタヂアム、1988年に開業した東京ドームは、日本における「ボールパークの歴史」の幕開けを象徴する存在です。球場でのサーカス開催にはじまり、隣接地に映画館・ホール・遊園地・ホテルなどを展開するという先見性に敬服いたします」
「何か新しいことを始める際には、さまざまな問題や障害が発生しますが、それを乗り越えることで「新たな文化」や「未来への一歩」が生まれるという事を、皆様から学ばせていただきました」
「2030年代には、首都圏にいくつかの素晴らしい球場が誕生する計画があると伺っています。国内でどの球場がナンバーワンかを競うのではなく、世界から『日本の野球場は設計・サービス・快適性、どれをとっても優れている』と評価される環境を一緒に創り上げたいと考えています」
「ぜひ、来年も再来年も、機会があればエスコンフィールドにお立ち寄りください。この度のご来場、誠にありがとうございました」
球場スタッフ一同
このほか交流戦で来場した中日のファンへも「バンテリンドームの背景にある平和の大切さ」について熱いメッセ―ジが送られていました。
それぞれのファンがこのメッセージに心を動かされ、エスコンフィールドHOKKAIDOにまた来たいと思ってくれたに違いありません。