関東など各地で相次ぐ闇バイトによる強盗事件。
こうした犯罪に我々はどのように備えるべきなのか。効果的な防犯グッズを取材しました。
今月5日、札幌市豊平区の住宅でこの家に住む79歳の男性が男によって粘着テープで縛られ、現金3万円を奪われました。男はその後、逮捕されました。
首都圏で相次ぐ闇バイトによる強盗事件。道内でも発生してしまったいま、どのような防犯対策が必要なのでしょうか。
■森唯菜アナウンサー「入口入ってすぐの場所には防犯グッズがたくさん並んでいます」
札幌市中央区にあるホームセンターでは相次ぐ強盗事件を受けて防犯グッズの問い合わせが増加。
店の入口近くに特設コーナーを設けました。
掲げられているのは犯罪者が嫌がる「4つの原則」。この原則にのっとった様々な商品が販売されています。
まずは「時間」。警視庁によりますと、家に忍び込もうとする犯人たちは、侵入までに5分以上かかってしまった場合、およそ7割が諦めるといいます。
こちらは「サッシロック」。サッシにとりつけることで窓が途中までしか開かなくなり、人が入れないようにすることができます。
そしてこちらは「防犯フィルム」。窓に貼りつけるだけで強力な粘着力で割れにくくなり、侵入までの時間を稼ぐことができます。
犯罪者が嫌がる4原則、続いては「光」と「人の目」。
センサーライトは動くものに反応して点灯するもので、侵入者を威嚇し心理的なプレッシャーを与えることができます。
そしてやはり有効なのは防犯カメラ。侵入者の服装や姿が撮影できるため犯人逮捕にも重要な役割を果たします。
防犯カメラは、動くものを自動で追いかける最新機能を備えているものが人気を集めています。
■森アナ「音で防犯ということで、こちらの砂利も防犯グッズだということです」
4原則の最後は「音」。こちらの砂利はガラス製で踏むと大きな音が出ます。玄関前などに設置すると家にいる人や通行人に侵入者を知らせる効果があります。
店の担当者によりますと、こうした様々な防犯グッズ複数組み合わせることでより大きな効果が生まれるということです。
住宅の防犯の専門家としてYouTubeなどで発信している建築会社社長の平松さんはーーー。
■住宅の防犯に詳しい平松建築株式会社平松明展社長「どういう状態かわからないとか、入りにくそうとか、リスクがありそうとか思ってもらう。防犯意識が高い認識してもらうような、そういう準備をしておくのが大事かなと思いますね」