トドの大群が押し寄せる!北海道石狩市の海岸 漁師も困惑 ニシン復活が影響か

北海道石狩市の沿岸にはトドの大群が押し寄せています。
なぜ、これほどたくさんのトドが集まっているのでしょうか?

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井口七海・記者「石狩市浜益区の海岸にトドがいます。岩場に寝そべっています」

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日本海の沿岸、石狩市浜益区送毛の岩場の上を埋め尽くしているのは巨大生物、トド!

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夏場は繁殖地となるロシアのオホーツク海域で過ごしているトドですが、冬場は流氷で海が閉ざされるため、北海道の日本海側の沿岸に移動してくるといいます。

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永山友菜・記者「小平町の海沿い、こちらから見えるのは日本海です。沖合でではトドが群れで泳いでいることがわかります」

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朝の小平町、漁港の近くではトドが群れで泳いでいました。視聴者が撮影した船の上からの映像です。トドの群れが時々海面から顔を出して悠々と泳いでいます。

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そんなトド、漁師にとっては厄介ものです。

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水中カメラが捉えた映像では刺し網にかかったニシンにトドがかぶりついています。魚を食べるだけでなく網を食いちぎるなど、深刻な被害も起きています。

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小平の漁師「これはトドさ。網まんま食べられてこれなんかまだいいほう。ダメなら取り換えちゃう。これ使えないから」

Q今年多いですか?

漁師「多いな」

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小平町では2023年度のトドによる漁に使う道具への被害は530件で、3年前に比べ7倍以上と急激に増えています。その被害額はおよそ6800万円にも及んでいます。北海道全体のトドによる漁業への損害は2023年度およそ7億3000万円にも及んでいます。

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とくに近年は石狩湾から留萌沖にかけてトドが多く見られています。一体なぜなのでしょうか?

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水産研究・教育機構・磯野岳臣さん「毎年同じ場所に来ていたりするので、石狩湾にニシンがたくさん食べられることを覚えて毎年来ている傾向はあると思います」

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こちらは6年前に小平町の沖合で見られたニシンの群来。

石狩湾から留萌にかけての沿岸では、過去5年ほどニシンが豊漁だったので今年もエサを求め、トドが集まっていると見られます。

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トドの被害対策として道内では年間500頭を上限にハンターによる駆除を行っていますが、海の上ゆえの難しさがあるといいます。

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水産研究・教育機構・磯野岳臣さん「日本海側の天気は荒れる日が多いので、なかなか撃ちにいけないというのと実際に泳いでいるトドを船の上から撃つのはなかなか難しい作業」

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トドへの対策を断念し、この時季、漁そのものをやめている漁師もいるということです。春になればトドはオホーツクの海へ帰っていくというものの、まだまだ漁師のトドへの悩みは続きます。

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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