漁港のマチで生まれたクラフトビール 厚岸らしいあの食材も利用

道東の厚岸町に先週オープンしたクラフトビールの専門店。厚岸特産の海産物を使ったちょっと変わったビールが注目を集めています。

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厚岸町の特産品といえば、「海のミルク」と言われるぷるっぷるのカキ。

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このカキを使ったビール作りに挑戦しているのは…町内にある
クラフトビール醸造所「ユイトリエール」です。

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ユイトリエール 長谷川太一さん「こちらが煮沸窯というが、
ここで麦汁を100度まで煮立たせて殺菌する工程があります」

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醸造を担当する長谷川太一さん。

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大学卒業後、東京の八百屋で働いていましたが、ビール造りという昔からの夢を叶えるために仕事を辞め、2022年から2年間福岡の醸造所で修行を積みました。

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ちょうどその頃、厚岸町でビール作りを始めようとしていたのが、地元出身の柴田貴美さんです。

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ユイトリエール 柴田貴美さん「コロナ禍で(厚岸に)たまたま帰って来た時に美しい海を見て
なにか背中を押されるような思いになり、この地で厚岸のためになにかをしたいなっておもったのが理由。クラフトビールをツールとして場所を作り、そこで皆さんに育んでもらいたい」

ビール作りのノウハウがなかった柴田さん。

声をかけたのが、娘の小学校の同級生で北海道とは縁もゆかりもなかった長谷川さんでした。

ユイトリエール長谷川太一さん「生まれ育った厚岸に恩返しをしたいという(柴田さんの)思いに共感して賛同して自分にも何かできることがあるんじゃないかと思って移住を決めました」

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そこで2人が取り組んだのが厚岸のカキを使ったビール作りです。

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ユイトリエール長谷川太一さん「黒ビールに殻殻を入れるスタイルは全国であるんですけれど、全国でおそらく初めてラガーに殻を入れるという新しい試みに挑戦しました」

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殻だけでなく貝柱も入れてカキの風味を最大限に引き出した「厚岸オイスターラガー」。麦芽は燻製しスモーキーな味わいに仕上げています。

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髙橋海斗記者「うん、最初飲んだ時は普通のビールなんでけども、だんだんと飲んだ後、牡蠣の甘みとまろやか感じが広がってきます」

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4月18日金曜日、醸造所に併設されたレストランがグランドオープンし、多くの人が訪れました。

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釧路からの来店客「(ビールの味)最高です。軽くてアルコールの強さがない、おしゃれな味
これから若い人もどんどんこういうところ来て町が栄えていくといいと思います」

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レストランでは、「厚岸オイスターラガー」など缶ビールも販売されています。

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厚岸町民「家でテレビ、野球終わらないうちに見ながら飲む若い人がどんどん来てくれないとさぁ 頑張って(買って)宣伝するから!」

長谷川さん「厚岸のビール美味しかったなと思い出に残って記憶に残ってくれる厚岸の魅力が詰まった恵みが詰まったビールをお届けしたい」

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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