【独自】ニセコ町でも森林伐採問題 中国人が代表の企業、無届けで森林伐採 町は復旧求める方針
2025.06.24
北海道の倶知安町で無許可での大規模の森林伐採が明らかになりましたが、ニセコ町でも町に必要な届け出をせず伐採が行われていたことがわかりました。
森の中にある階段と小屋…わきには伐採された木が
廣瀬美羽記者「木で階段ができていて、その奥には空間が広がっています。さらに奥の方には小屋が建っているのが見えます」
細い丸木で階段が作られ、金属のパイプの手すりも設置されています。
ニセコ町曽我地区の森林の一部が、必要な届け出がないまま伐採されていたことがHTBの取材で明らかになりました。
このあたりは森林法で「森林として利用すべき土地」と定められています。伐採などを行う場合は、町に届け出が必要ですが、届け出がないまま森林伐採が進められていました。
森林が切り開かれた先には小屋のような建物があり、切り倒された木が散乱しています。
町は、先月28日、住民から通報を受け、伐採の事実を知りました。
町が現場の工事責任者へ聞き取りをしたところ、伐採が行われたのは先月1日から7日にかけてのこと。その後、切った木で道を整備したと言います。
近くに住む人は、無秩序な森林伐採に不安をこぼします。
近くに住む人「開発が、ただ儲けだけの感じであっちゃこっちゃで勝手に進められちゃってるから、本当にいいのかなと。木なんて1年や2年で育つものじゃないから、残しておきたい
「GWだから届けなかった」所有者の中国人女性の弁解
伐採を依頼したという土地所有者の中国人の女性に話を聞くことができました。なぜ、届け出をしなかったのでしょうか。
土地所有者の女性「GWだったから申請を出さなかった。このことも役場に報告しまして」
女性によりますと、上の湧き水のところにある建物の修繕をするため、道を作りたかったと言います。
町は伐採の停止を求めていて、今後は伐採の範囲を精査し復旧するよう求める方針です。