釧路市 メガソーラー建設会社の書類未提出に4カ月気付かず 「整合性が整うよう」報告書の提出求める
2025.09.10
釧路湿原周辺で建設が進むメガソーラーをめぐり、事業者が森林法で義務付けられた書類を提出していないことに釧路市が4カ月間気づいていなかったことが新たにわかりました。
日本エコロジーは去年11月、メガソーラー建設予定地における森林伐採の届け出を釧路市に提出。
森林法では伐採を終えてから30日以内に市へ状況報告書を提出するよう義務付けられていますが、伐採を完了した日から30日が経過した4月末を過ぎても報告書は提出されなかったということです。
先月22日、木村市議がこの件を釧路市に指摘。釧路市は先月25日、日本エコロジーに対し「整合性が整うような形で」報告書の提出を求め、その日のうちに提出日を4月30日とする報告書が出されたということです。
参政党・木村隼人釧路市議「虚偽の報告も森林法違反なんですよ。もう1つ違反があったということも北海道に共有して聞き取り、どのような方向性に行くのか。」
釧路市・早坂正俊産業振興部長「この議案に関する疑惑が出て以来、情報を共有する中でご指摘の情報についても共有しているところでございます」
「指導権限は北海道の方に移行しましたが、私どもはこれまでの事業者とのやり取りなどを含めて、北海道とは連携を図ってまいりたいと考えてございます。」
自民党は来週の政務調査会で、9日の現地視察を踏まえ、今後のメガソーラー建設のルール作りに向けた検討を行う予定です。