知っていそうで知らない「肥満症」についてクイズで学ぶ！
「肥満症」についての正しい理解を目指します！

国井美佐さんと谷口いくみさんも挑戦します！

今回はその2時間目です！

（前回の1時間目はこちら→）

https://sodane.hokkaido.jp/tv/202211230000002733.html

では問題です！

「肥満と遺伝子は関係がある・ない　どっち？」

国井「ある」

谷口「ある」

「正解です！関係があります！」

BMIの個人差は複合的な要因によるものですが、その一つに多数の遺伝子が関わっているという報告があります。

離れて育った双子と一緒に育った双子の研究によれば、BMIのおよそ7割は遺伝的な理由により説明されるという報告もあります。

谷口「へー、そうなんだ」

※出典：Akiyama M et al.:Nat genet 49:1458-1467,2017

Stunkard Aj et al.:N Engl J Med 322(21):1483-1487,1990

続いての問題！

北海道のBMI25以上の人で、太っていることが原因で他人からネガティブなことを言われた経験がある人は、約何%でしょうか？

谷口　「70％」

国井　「40％」

「正解は約50％です」　

全国のBMI 25以上の男女9,400名の調査によると・・・

北海道民のうち、太っていることが原因で他人から「だらしがない」「怠惰である」等ネガティブなことを言われた経験がある人は、47.0%でした。

そうした差別や偏見は「スティグマ」と呼ばれ、肥満症患者さんの適切な治療の妨げとなっています。

※出典：プレスリリース「ノボ ノルディスク ファーマ、 47都道府県を対象とした『肥満』と『肥満症』に関する意識実態調査結果を発表」

2人「なるほどー」

第3問です！

「肥満の人の約何%が減量を自己責任であると考えているでしょうか？」

谷口
「40%」

国井
「60%」

「正解は約80％です」　

81%の肥満の人は減量を自己責任であると考えているとの調査結果があります。
しかし、肥満症はさまざまな要因が絡み合った慢性疾患であるということを私たち一人ひとりがしっかりと理解し、偏見、スティグマを持たないことが重要です。

肥満症患者さんは自分一人で悩んだり減量に取り組む必要はありません。医療従事者をはじめ、家族や周りの人のサポートを得ながら減量に取り組むとよいでしょう。

出典：Iwabu M et al.:J Diabetes Investig 12(5):845-858.2021

国井「知らないことがたくさんありました」
谷口「引き続き勉強します」

肥満症についてさらにもっとくわしく調べてみては？

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制作協力：ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
医師監修：学校法人香川栄養学園　女子栄養大学特任教授　津下一代