2023年で一番反響のあったイチバン!「世界一をとった11歳のバレエダンサー」


HTB夕方の情報番組イチオシ!水曜日恒例の特集「イチバン!!」、今回は年内最後ということで今年一番反響のあった「イチバン!!」を放送しました。バレエを始めてわずか3年で世界1位の座を獲得した小学6年生のバレエダンサー山田優七さん、前回放送の特集はYouTubeでなんと168万回も再生されました。
前回の放送に加え今月行われた新たな舞台も取材しました。

週に5日、バレエ教室に通っている山田優七さん11歳。

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毎回レッスンが始まる40分ほど前にはスタジオに入り、1人でストレッチや筋トレなどのメニューをこなします。
1回のレッスンは2時間から3時間ほど。ほとんど休みなしで続けます。

■講師・小林絹恵さん「持って生まれた素質、スタイルや柔軟性、足のラインもきれいなのですがそういう子は意外にたくさんいて、素質や持っている才能を生かすには、本人の努力なので、やはりそこの才能がありながら努力をするところが彼女の伸びの早さ」

日々の努力が優七さんの足に現れています。
足の甲が描く曲線は、バレエを踊る上で重要なポイントの1つ。

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■山田優七さん「こうやって押してここで甲を出してからつま先を伸ばす」

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毎日欠かさず、足首のストレッチや足裏の筋トレをした賜物です。
バレエ歴15年の井口七海記者と比べてみると…。

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「いっせーのーで」 その差は、歴然。

 

物心ついたころから、音楽に合わせて踊ることが大好きだった優七さん。

6歳の時、バレエを習いたいと両親に願い出ました。

 

■山田優七さん「YouTubeを見ていてたまたまバレエの動画が出てきて気になって見てみたら、目を輝かせて踊っていたからいいなと思って、パパに「バレエやりたいです、頑張ります」と言って」

■父・友貴さん「初めて自分からやりたいと言った。それ以外は何もなかった。そうやって言われたら「いい」と言うしかないでしょ」

■母・瑠理子さん(バレエは)お嬢様の習い事というイメージで習わせたくても習わせられるんだろうかと最初は思った」

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両親と弟との4人家族。姉弟2人でバレエを習っているため、レッスン代は月に3万円以上かかります。舞台の出演費やコンクールの遠征費もあり、経済的な負担は小さくありません。
プロのバレエダンサーを目指す娘のため、やれることはやってあげたい。自宅でも練習ができるように、部屋を整えました。
レッスンがない日も1時間以上、自主練習をしています。

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 そして優七さんの努力は、こんなところにも。

 ■山田優七さん「これはバレエノートで、いつもレッスンが終わった後に注意されたことをメモしておいて、次のレッスンの時に思い出せるように使う」

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バレエを始めた時から欠かさずつけているノート。
そこに、ひときわ力強い文字でコンクールへの意気込みが。

11歳が世界への切符をかけた挑戦をしようとしていました。

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■小林絹恵さん「ここ(のポーズ)に行きたいよね」「何でバー持ったらできるんですか」
■山田優七さん「筋肉が足りていないから」
■小林絹恵さん「どこの?」

山田優七さん11歳。
若手バレエダンサーの登竜門、ユース・グランプリの日本予選に向け最終調整をしていました。
世界大会は毎年アメリカで開催され、優秀なダンサーには、世界各国のバレエ学校から奨学金が授与されます。
去年、優七さんはクラシック部門で1位に輝き、ドイツとモナコへの短期留学を叶えました。

■山田優七さん「先生に言われたこともちゃんと直して、自分で考えたこともちゃんと発揮できるような舞台になるように、頑張ります」

迎えた出発の日。日本予選が行われる兵庫県へ。

全国から9歳から20歳のバレエダンサー1000人がエントリーした日本予選。

いよいよ、勝負の時。

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■山田優七さん「舞台出る前は緊張したけど、やっぱり舞台出ると楽しくて、緊張は解けて緊張よりも楽しいほうが多かったです」

結果は、クラシック部門第1位。そして、想像していなかったうれしい出来事が待ち受けていました。

■山田優七さん「1位よりも、年間スカラシップの方がうれしかったです。びっくりしました。ワクワクするというか、本当にもらったんだなって」

念願の「モナコ王立グレースバレエ学校」に、1年間留学できる奨学金を獲得したのです。

■山田優七さん「自分らしい踊り自分の個性や研究した結果を出せる踊りがしたい優七だけにしかできない踊りがしたい」

(舞台での練習)

じつは優七さん、ユースグランプリのほかにもう一つ、チャレンジしている舞台がありました。3大バレエ作品のひとつ「くるみ割り人形」です。優七さんは、今年3月に行われたオーディションで、メインキャストのクララ役に抜擢されていました。

■山田優七さん「いつものレッスンは基礎とかやるんですけどくるみ割り人形のリハーサルは、結構表現とか演出を練習するので、基礎とか当たり前という感じなので」

週5日のレッスンに半年間、舞台の練習とリハーサルが加わりました。
そして12月9日、札幌文化芸術劇場hitaruの大舞台。

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魔法の世界を旅する女の子の役をしっかりと演じ切りました。

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(プロのダンサーたちとともに大きな拍手に包まれた優七さん。)

若き才能にこれからも期待と注目が集まります!


山田優七さんが出演した「hitaruバレエプロジェクト・くるみ割り人形」はHTBオンライン劇場「HOD」で12月23日土曜日から24年2月末まで視聴することができます。視聴料は2000円です。

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視聴期間は購入から15日間です。詳しくは、「HOD」で検索してください。プロのダンサーとともに踊る優七さんの姿をぜひご覧ください。

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★hitaruバレエプロジェクト「くるみ割り人形」

 配信はこちらから →  https://www.hod.htb.co.jp/pg/og/pg_og_km001

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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