「イチモニ!」気象予報士マッスー 新コーナーで水族館へ!「楽しいロケ」のはずが…水温10℃の過酷な「ガチ大掃除」に挑戦

北海道の朝の人気情報番組「イチモニ!」(HTB)で、おなじみの気象予報士「マッスー」こと増田赦(ますだ・あつし)さん。その爽やかな笑顔と、時折見せるユニークなキャラクターで人気を博す彼に、新たな試練の(?)コーナーがスタートした。

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その名も「マッスーの何でもやりますっ!」

HTB本社前に集められた増田さん。

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「新コーナーがスタートしたようです」とディレクターから告げられるも、「何をやるのかはちょっとよく分かっていない」と不安げな表情。しかし、「好評なら第2回、第3回と続くかも」と聞かされると、「続くと嬉しいですね!頑張ります!」とガッツポーズを見せた。

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記念すべき第1回のテーマは「水族館に行きまっすー!」

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「良いですね!水族館よく行きます!」と、水族館好きのマッスーさんは大喜び。トレードマークの「相棒」であるギターケースを背負い、楽しいロケの始まりに胸を躍らせていた。しかし、彼が「楽しい水族館ロケ」と信じて疑わなかったこの企画が、想像を絶する過酷な体験になろうとは、まだ知る由もなかった。

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舞台は「新さっぽろサンピアザ水族館」…しかし様子が?

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意気揚々と「新さっぽろサンピアザ水族館」に到着した増田さん。イワシの群れが泳ぐ水槽を前に「これこれ!」と笑顔が弾ける。

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さっそく、館内を案内してくれるスタッフの柿野(かきの)さんと合流。

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「本日、こちらのセットを使っていただきます!」

柿野さんが差し出したのは、バケツと青い胴長(どうなが)、そして掃除用具一式。「持ち物過多」な増田さんは、ギターを背負ったまま、明らかに困惑の表情を浮かべる。

そこで、今回の真の目的が明かされた。

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「きょうの『何でもやりますっ!』は、『水族館に行きまっすー!』かつ、この水槽を清掃しまっすー!ということで」

なんと、今回のミッションは「水族館の水槽の清掃」。楽しいロケではなく、ガチの「お仕事体験」だったのだ。柿野さんからは「いつも人数が少ないので非常にありがたいです」と、感謝の言葉が送られた。

覚悟を決めた増田さん。相棒のギターをスタッフに預け、ピンクのシャツの腕をまくり、青いエプロンと胴長に着替えた。

年に一度の大掃除!水温10℃の「ソイとタコの水槽」に挑む

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今回、増田さんが担当するのは「ソイとタコ」が暮らす水槽。年に1度しか行われない「大掃除」の日だという。

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作業工程は以下の通り。

①お魚を別の水槽に移動

②水抜き&小さい生き物の移動

③こすり洗い

④新しい水に入れ替え

⑤生き物を戻す

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まず、大きなソイたちを網で慎重にすくい上げ、バックヤードの仮水槽へ避難させる。

生き物を驚かせないよう、かつ迅速に作業を進めるスタッフの技術に、増田さんも感心しきりだ。

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そして、いよいよ水槽の中へ。水が8割ほど抜かれた水槽に、胴長姿の増田さんが足を踏み入れる。水温は実に10℃。

サウナの水風呂さながらの冷たさに驚きつつも、ここからが本番。水槽の底には、岩の間に隠れていたナマコ(海鼠)やヒトデ、カニなど、展示の主役以外にも多くの小さな生き物たちがいる。

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「思ったより水槽の中にいろんな種類の生き物がいてびっくりです。すごい仕事ですね。やりがいがあります」 中腰の姿勢で、小さな命を一つひとつ丁寧にカゴに移していく。

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その姿を、来館した子どもたちがガラス越しに「熱い視線」で見つめていた。

2時間におよぶ格闘!「こすり洗い」の過酷さ

全ての生き物の避難が完了すると、いよいよメインイベントの「こすり洗い」だ。

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生き物たちが暮らす環境を守るため、洗剤は一切使えない。頼りになるのは、己の腕力とスポンジのみ。水槽の底や壁面にこびりついたコケや汚れを、ひたすらゴシゴシと磨き上げていく。

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中腰での作業、冷たい水温、そして落ちにくい頑固な汚れ。増田さんは「うわぁ~!」「(意外と)キツイでしょ?」「いろんなところに体力を使いますね」と本音を漏らしながらも、黙々と作業を続けた。そして、作業開始から約2時間。

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あれほど汚れていた水槽のガラスは透明感を取り戻し、底の岩も本来の色を見せ始めた。ピカピカになった水槽に新しい海水が注がれ、いよいよ生き物たちを戻す「最後の工程」へ。

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「はい、行きます!」 ソイやタコたちが、きれいになった「新居」に戻っていく。増田さんも安堵の表情で、その様子を見守った。

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「掃除が終わりました!」 大仕事を終えた増田さんに、スタッフの柿野さんから「非常に良く働いてくださって、ありがとうございます」と感謝状代わりのねぎらいの言葉が送られた。増田さんも「すごい勉強になりました。ありがとうございます」と深々と頭を下げた。

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感動のフィナーレは「即興ソング」で

ロケの最後、増田さんは預けていた「相棒」のギターを手に取った。そして、今回のロケの感想を、まさかの「即興ソング」で披露。

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(♪ギターの音色) 「ごしごし水槽 掃除したよ〜♪」 「柿野さん すごいな〜♪」 「増田さんは へとへとだ〜♪」

見事な(?)弾き語りで、水族館スタッフへのリスペクトと自らの疲労困憊ぶりを表現し、過酷だった初挑戦を締めくくった。

新さっぽろサンピアザ水族館は、見どころたくさん!

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迫力満点の「回遊水槽」や、ゴマフアザラシ、コツメカワウソ、ペンギンなど、都会の真ん中でたくさんの生き物たちに出会える癒しのスポットだ。現在は、デンキウナギの発電でツリーを点灯させる「デンキウナギのクリスマスツリー」も開催中(12月25日まで)。

「何でもやる」と宣言したマッスーの奮闘と、水族館の知られざる裏側が垣間見えた今回の新コーナー。次回、彼は一体どこで「何をやりますっ!」ことになるのだろうか。

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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