12月に入り、いよいよ年末の大掃除シーズンが到来しました。部屋を片付ける中でどうしても出てくるのが「不用品」。 「捨てるにはもったいないけれど、使う予定もない…」「リサイクルショップに持っていくのも手間だし、大した金額にならない…」そんな悩みを抱えている方に朗報です。

北海道の朝の情報番組「イチモニ！」が、札幌市白石区にある話題の施設「ジモティースポット」に潜入取材しました。ネット掲示板でおなじみの「ジモティー」が運営する、道内唯一のリアル店舗の魅力に迫ります。

ネットではなく“店舗”で！「ジモティースポット」とは？

「ジモティー」といえば、ウェブ上で不用品を譲ったり購入したりできる地域密着型の掲示板サービスとして有名です。しかし、札幌市白石区北郷にある「ジモティースポット」は、そのリアル店舗版。

最大の特徴は、「予約不要」「手数料なし」で、家庭の不用品を持ち込めることです（※札幌市民限定）。

店舗スタッフの伊藤愛さんは、「地域の皆様の不用品をゴミとして処分する前に、リユース（再利用）するお店です」と語ります。

なぜ「無料引き取り」なのか？ 利用者の本音とメリット

一般的なリサイクルショップと大きく異なる点は、「買取」ではなく「無料引き取り」であること。 一見、利用者にとって損なように思えるかもしれませんが、実はここに人気の秘密があります。

「リサイクルショップに持っていっても、大した金額にはならない。それなら無料で引き取ってもらって、誰かに安く使ってもらった方がいい」 …「捨てる罪悪感」から解放され、なおかつ誰かの役に立つなら…と考える人が増えているのです。

お店側としても、仕入れ値が「0円」であるため、販売価格を驚くほど安く設定できます。これが、持ち込む人と買う人、双方にとって「ウィンウィン」な関係を生み出しています。

驚愕の「0円」コーナーも！ 宝探し感覚の店内

店内に並ぶ商品は、家電、家具、日用品など多種多様。取材クルーが見つけたガラスの食器は、なんと「0円」！ 「書籍・食器・ケース」のコーナーには、自由に持ち帰れる0円アイテムが並んでおり、これを目当てに来店するのも楽しそうです。

また、電子レンジや炊飯器などの家電も格安で販売されており、中には数千円で手に入る美品も。まさに「リアル・ジモティー」として、掘り出し物を探すワクワク感が味わえます。

今の時期は「スキー」や「こたつ」が狙い目

伊藤さんによると、大掃除シーズンの今は特に持ち込みが増えているとのこと。 掃除機などの家電はもちろん、北海道ならではのアイテムとして「倉庫に眠っていたスキー」や「こたつ」の持ち込みも多いそうです。

シーズン用品を安く揃えたい人にとっても、これから大掃除で物を減らしたい人にとっても、まさに今が利用のチャンスと言えるでしょう。

まとめ：捨てる前に一度「ジモティースポット」へ

ゴミとして捨てれば処分手数料がかかる粗大ごみも、ここへ持ち込めば無料で引き取ってもらえ、さらに誰かの役に立ちます。 「まだ使えるけれど、自分はいらない」。そんなモノがお家にある方は、この年末、ぜひ「ジモティースポット」を活用してみてはいかがでしょうか。

【施設情報】 ジモティースポット 住所：札幌市白石区北郷 ※持ち込みは札幌市民限定、事前の分別や状態の確認が必要です。詳細は公式サイト等をご確認ください。