特定外来生物に指定されている「アライグマ」。
札幌の住宅街にも出没していて家庭菜園のトウモロコシが食い荒らされる被害も出ています。
柵を超えて侵入する1匹の動物
家庭菜園の柵を超えて、トウモロコシ畑に侵入する1頭のアライグマ。
札幌市南区真駒内の住宅街で撮影された映像です。
■大原麻潤・記者
「住宅が立ち並ぶ場所です。この家の裏庭でアライグマが目撃されたということです」
アライグマが現れたのは8月17日の午前2時すぎ。この家庭菜園で育てていたトウモロコシおよそ200本のうち、これまでに120本ほどがアライグマに食い荒らされたといいます。
■被害にあった住人
「がっかりさ。自分たちで、これ実が入ったなと思ってこれから採ろうと思っている時にバサーと全部やられる」
こちらの家庭菜園ではトマトやカボチャなども栽培していますが、アライグマの被害にあったのはトウモロコシだけでした。アライグマの被害は5年ほど前から続いていて、今年は対策として家庭菜園の周りにネットを張りましたが、アライグマはいとも簡単によじ登ってきました。
その後、トゲのついたシートも設置しましたが、それでも侵入してくるということです。
札幌市内で家庭菜園へのアライグマの侵入相次ぐ
札幌市によりますと、秋は農作物の収穫時期を迎えるため、家庭菜園へのアライグマの出没も多くなるということです。被害を防ぐには、電気柵を設置してほしいとしています。
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