「この好機を逃したら…」道内の備蓄米販売に早朝から長い列 気になる道産ブランド米への影響は?
2025.06.10
北海道内でも販売が始まった随意契約での備蓄米に、10日も早朝から行列ができました。先ほどから道内では初めて古古古米の販売もスタートしました。
本間壮惟記者「スーパーには長い行列ができています」
「みなさんのお目当てはこの古古古米です」
札幌市内のスーパー4店舗で10日から販売が始まった2021年産の「古古古米」。値段は5キロ1933円で、1人1袋まで。
10日は100袋限定の販売でしたが販売開始1時間半前には受付終了となりました。
本間壮惟記者「販売開始から10分経過していませんが本日入荷分完売となります」
先頭に並んだ客「(午前)10時から並びました。」、「この好機を逃したらいつ来られるかわからない」、「気合いで頑張りました」
購入客(Q:2000円以下で買えましたが)「いやよかったね」、「お米もないしお金もないし」、「そのままこの価格でずっといけばうれしいです」
ラルズ 樋口裕晃常務「普段食べているコメと同様、遜色ないおいしさ」
本間壮惟記者)「備蓄米の販売場所からおよそ500メートルほど進んだのですがまだまだ途切れません」
コメ販売業者が江別市内に設けた会場前にも朝早くから車の長い列ができていました。10日に販売したのは2022年産、5キロ2150円の古古米。想定よりも多く人が詰めかけたことから販売時間を1時間前倒し。当初車1台につき最大5袋までの販売予定でしたが、急きょ車1台3袋に制限しました。
客「きょうは5時15分くらいからですね」、「ネットニュースで見て、今日も売っているということだったので」、「どんなものかなと思って食べてみたいと思った」、「(安いのは)助かりますよやっぱり、いくら探しても他のスーパーにはないですからね」。
ついに道内でも販売が始まった古古米に古古古米。道内の他のコメ価格に今後、影響は出るのでしょうか。
農林水産省が発表した全国のスーパーおよそ1000店舗で販売されたコメの平均価格。この調査結果には随意契約による政府備蓄米の販売は含んでいないものの2週連続で値下がりしています。実に半年ぶりの値下げです。
本間壮惟記者「こちらのスーパーの店頭には道産のブランド米が並んでいます。そしてゆめぴりかは5キロで4千円近くとなっています」
札幌市豊平区のスーパーでは銘柄米は5キロおよそ4000円で販売されていました。備蓄米による価格への影響はまだ出ていないものの今後、値下がりする可能性があるといいます
キテネ食品館 中塚誠社長「備蓄米が入ってくることで選択肢がふえればその分、銘柄米が少し売れ方が鈍ってくるというのは当たり前に起こる」
「そうすることで銘柄米の価格が下がることもある」、「必ず下がりますという話はできない」、「これから先10日、2週間でどういう動きをしてくるかというのは非常に興味深い